(9月11日)
BGM ・ Flowers
Blue Piano Man
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       グランド・ゼロ


あれから3年
今年も「September 11」が訪れた
あれは映画のワンシーンでも何でもない
現実に起こった恐ろしい出来ごとなのだ

同じ地球人として なぜわかり合えないのか
同じ地球人として なぜ愛し合えないのか

愚かな人間が早く目覚めることを
一日も早く世界が平和になることを
心から祈りたい
      アラジンと魔法のランプ


どんなに機嫌が悪くても どんなに八方塞がりでも
私に「猫・猫グッズ」を与えるとハートがピンクになる

それを知っている友人は時々それを私に与える
私はすっかり元気になりまた復活する

アラジンと魔法のランプのように
この「猫・猫グッズ」を擦ると
どんな思いや願いでも叶えてくれる魔人が現れた

私はその魔人にあるお願いをして友人に感謝した
きっとその願いはまもなく叶えてくれる
不思議な魔法のランプである
(9月12日)
         秋を装って


まだ少し暑いのが本音の毎日
けれど街に出ればファッションはすっかり秋色
それがおしゃれな都会人
ブーツを履いている人に何人も出会う
ミュールを片づけたらもうブーツの出番だ

ポニーテールにしていた長い髪をサラサラにして
思いっきりおしゃれをしてあなたに逢いに行こう

耳元で揺れる赤いイヤリングはフォリフォリ
高さ5センチの黒いブーツはフェラガモ
お財布と携帯と化粧ポーチはエルメスのケリーへ

すっかり変身してあなたに逢いに行こう
秋は私を一段と輝かせてくれる
(9月13日)
(9月14日)
         トロッコ列車


保津川下りをするためにトロッコ嵯峨野駅から
亀岡までの約7.3kmをトロッコ列車に乗った

嵯峨野・嵐山は京都でも屈指の景勝地
レトロな列車に乗って山肌を走るトロッコ列車
眼下には保津川が流れ 川下りを楽しむ乗客と
すれ違いざまに大きく手を振ってしまう
初秋の爽やかな風が列車の中に入ってくる

久しぶりに秋の一日を京都で遊んだ
遠慮のないおしゃべりに楽しい時間は過ぎる
心模様に負けないほどの青い空
ハッピーや嬉しさが体中に感染してゆく
         赤トンボ


夏の終わりから落ち込んでいた私に
1匹の赤トンボが飛んで来た
赤トンボは私のそばにいてずっと私を癒してくれた
何も話さなくても一緒にいるだけで元気になれた

おまえには私の気持ちがわかっているんだね
私の傷ついたハートをその羽で撫でてくれたね
私の哀しい涙をその手で拭いてくれたね

ありがとう! 私はもう大丈夫
また私らしく元気に堅実に生きていくよ

赤トンボは爽やかな足跡を残して帰って行った

(9月15日)
       友へ感謝の花を


苦しい時 私と一緒に祈ってくれた友
その友が苦しい時 一緒に考えた私
二人は大の仲良しでこれからもずっと仲良しで

似た者同士でもないけれどホッとする存在
二人が共に落ち込んでいた夏の終わり

やっぱり似た者同士なのかもしれない
同じ頃にハッピーが訪れた
お互いがお互いの幸せを祈り励まし合った
そんな友がいる私は幸せ
友へ感謝の花を贈りたい

二人に同じような奇跡が起きた
(9月16日)
        ケーキをどうぞ


可愛いうさぎのリラがケーキを持って来た
リーメントの「ケーキ オン パレード」の中で
私はこの「フルーツロールケーキ」と
「パッションフルーツムース」が一番好きだ

これを買い当てた時はとても嬉しかった
「パッションフルーツムース」は今もゲット出来ない
もう永遠に無理だろう

世の中にはどうしても手に入らないものがある
どんなにお金を出しても手に入らないものがある
だから人生は楽しいのかもしれない

自分の思い通りの人生じゃないから
人はがんばって生きられるのかもしれない

リラからあなたへ
「フルーツロールケーキ」をどうぞ!
(9月17日)
(9月18日)
         海鳴り


週末のあなたはいつも素っ気なくて
私と過ごす刹那の時間にも時計を気にして
私から視線を逸らそうとする

あなたには帰って行く場所があって
私はあなたが帰るといつも一人になる

真っ暗な部屋に戻るのが寂しくて
海の見えるバーで一人ブランデーを飲む

海鳴りが聞こえる 女の嗚咽のような音
断ち切れない男と女の関係
私の役柄はいつも哀しい女
      追いつけ 追い越せ


車を運転していると
やけいに前の車が気になる時がある
周りに車がいればいるほどアクセルを強く踏む

「追いつけ!追い越せ!」 私はスピード狂だ

子育てもこんなじゃなかったかと問いかける
生まれた時から体重は1キロでも多く
背は1センチでも高くと望まなかったか

少しでもいい中学へ 少しでもいい高校へ
少しでもいい大学へ 少しでもいい企業へ
偏差値に一喜一憂していた頃が懐かしい

一種独特の世界にいて 宴が終われば
子供たちは平均的日本人
やはり蛙の子は蛙
けれど私にとって輝いていた時代だった
(9月19日)
        母へ贈る詩


母を秋の花に例えると萩だと思う

昔から秋桜のような可憐さはなかったし
彼岸花のような艶やかさもなかったし
金木犀のように香りで誇示する女性でもなかった

風に揺れる萩の花はなぜか哀愁を感じる

母は奥ゆかしくほのぼのとした女らしさを持つ女性

昨日病室の母にこの花を置いて来た
今日は 「敬老の日」
(9月20日)
September . 2