September . 3
     待っていてくれますか?


小さなバックにあなたへの想いをつめて
出発していいですか?

伊丹空港 11:00 発  ANA22便

どうしても行かなくっちゃ
どうしても届けなくっちゃ
この想い 電話でもメールでも伝わらなくて

もどかしくて 愛しくて 逢いたくて
待っていてくれますか?
あの日のように私が到着するのを

(9月21日)
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BGM ・ Flowers
Blue Piano Man
       あの子が欲しい


一番前の右下のピンクの子が欲しいの
私はピンクが好きだから あの子が欲しいんだ
ねえ あなたがあのピンクの子をゲットして

遠い昔のデートの時
二人でゲームセンターに行ったね
あなたは私のために何度もコインを入れて
とうとうピンクのうさぎをゲットしてくれた
私はその時からうさぎとピンクが好きになった

今でもあの時のピンクのうさぎは
私のドレッサーの上に置いているよ
だあれも知らない秘密 あなたとの思い出

(9月22日)
Photo by Nobuaki    (9月23日)
                 明日香村の彼岸花


2002年秋に奈良・明日香村の彼岸花の様子を書いた新聞の記事を切り抜いた
デジカメを購入してまもなくで 撮りに行きたいと思いながら行けなかった
昨年は彼岸花の咲き始めが遅くて 秋分の日の更新に間に合わなかった
そして今年は多忙で 明日香村まで写真を撮りに行く時間がなかった

そんな私に奈良に住む友人が 明日香村の彼岸花を撮ってメールで送ってくれた
その人のご好意に甘えて 今年は明日香村の彼岸花を更新出来た

明日香村の棚田は美しい田園風景として知られる
そのわき道を埋め尽くすかのように 彼岸花が咲き乱れている様子はまさに圧巻

別名「曼珠沙華」と呼ばれ サンスクリット語で「天上に咲く 赤い花」という意味である
         恋人岬


サイドシートに私を乗せて走る高速道路
海が見えるあの丘まではノンストップ

BGMにユーミンが流れ
愛の曲にはあなたとの思い出が綴られて
窓越しの風は私の長い髪をなびかせる

新しい私と忘れかけていた私を
出会わせてくれたのはあなた

一途な愛に揺れながら
あなたの愛に答え 私の心は蘇った

海が見えるあの丘まではノンストップ
そこは二人の思い出の 「恋人岬」
(9月24日)
(9月25日)
     シークレットギャラリー


たくさんの秘密をひとつの部屋に集めて
そこで自由に話させてあげよう

たくさんの嘘をひとつの部屋に集めて
そこで自由に遊ばせてあげよう

今日小さな秘密をもって嘘をついた私は
この部屋に来てそんな自分を神に祈ろう

祈ることで許されるならこのギャラリーは
このままここに置いておこう

さて 掛けた鍵はどこへ仕舞おう
シークレットギャラリーは私だけの隠れ部屋
         恋をする


黒いてんとう虫が赤い花に恋をした
赤い花は虫たちの憧れの的だった
たくさんの虫たちが彼女を取り囲んでいた
黒いてんとう虫が相手を出来るはずがなかった

けれど来る日も来る日も
黒いてんとう虫は赤い花を見守りつづけた

いつしか赤い花は黒いてんとう虫の
真っ直ぐな気持ちに喜びを感じるようになった
赤い花は黒いてんとう虫が傍にいてくれることに
安らぎを感じるようになった

恋の始まりであった
まだ気づかない赤い花の恋の始まりであった

(9月26日)
         逃避行


社会人として5年目を迎えた娘が
仕事の重圧から岐路に立った
少しずつ責任ある仕事を任され
その責任感から許容量を越える毎日が続いた

今回の旅行はそんな仕事の重圧からの逃避行
一週間の休暇を取って昨日出発した

机の上に山積みされた会社のファイルが
彼女の疲れた心を物語っていた

すっかりリフレッシュして笑顔で帰国し
また元気にカムバックしてほしいと祈る
(9月27日)
(9月28日)
         十五夜


今宵のお月さまに願うことはひとつ
私のささやかな願いを聞き入れてください

その願いが叶うなら
また来年の十五夜まで待ちましょう

地上にいる私は月に恋をして
月に住むうさぎに逢いたくてひたすら祈る

うさぎよ本当にお前はそこにいるのかい?
それともその姿は幻なのかい?
(9月29日)
        お気に入り


時々出かけるお気に入りの場所に
こんな可愛らしい時計がある
そして1時間おきに素敵なショーを見せてくれる

王様とお妃が宮殿の広場で踊ってくれる
兵隊さんがその周りを何度も行進する
1分間のショーは私の心を和ませてくれる

私もこんなふうにごく自然に人の心を
和ませることが出来たらどんなにいいかと思う

私のお気に入りの場所のお気に入りを
あなたに写メールしたら
きっとあなたも感染してお気に入りになると思う
         海の彼方へ


大切にしていた友情が壊れてしまった
大切にしていたと思っていたのは私の勘違い
一人相撲の中で私があなたに甘えていただけ

もう決して元には戻ることは出来なくて
永遠に繋がることのない点と線

思い出は小瓶に詰めて海の彼方へ流してしまおう
いつも弱虫な私を守ってくれたね
いつもバカなこと言う私を叱ってくれたね
半年間 ずっとあなたが好きだった

海に小瓶を流す時 心からあなたに言おう
「 本当に ありがとう 」


(9月30日)