スタートライン
息子が今日から社会人になった
一昨日まで夜通し遊び 最後まで抵抗していた
ずいぶん甘やかせて過保護に育てたのに
親離れは早く 子離れ出来ない私がいた
昨日は茶髪を黒くして髪も短く切った
決心の惜別だとまたキザなことを言った
今 真っ白いスタートラインに立った
輝く明日であると信じよう
さあ! 息子よ
この空港から大きな未来へ羽ばたいておくれ
(4月1日)
女友達と
桜探しに出かけよう
仲良しとお弁当や水筒さげて
大きなピクニックシートを持って出かけよう
春の桜の一日は家族と過ごすでもなく
一番の仲良しと一緒に桜を愛でてみたくなる
屈託のない笑いの中で
あれこれ他愛もないおしゃべりをして
食べて飲んで 夢み心地の一日を過ごしたい
桜の名所に出かけよう
もう五分咲きだ 楽しい女友達との約束日
満開まで待てないよ
(4月2日)
2004年 ・ 桜めぐり
(大阪城公園)
太閤さんの名で親しまれている豊臣秀吉の大阪城
先代天守閣は大阪夏の陣で焼け落ち 二代目は落雷で消失
現在のものは1931年に再建された三代目である
北政所が住んでいたことでも知られる西の丸庭園には
ソメイヨシノを始めとする約4300本の桜が咲き誇る
関西でも五指に入る桜の名所で 夜桜もまた格別である
きらびやかな天守閣を背景に 今桜は満開を迎えようしている
(4月3日)
宝石になる時
あなたを取り巻くたくさんの宝石の中から
お願い 私を見つけて
一番小さくて消え入りそうな光りだけれど
あなたの行く道をここで照らしている
たった今 原石から生まれたばかり
あなたの吐息が私にかかり宝石になった
これからはあなたのためにだけ輝いていたい
あなたの行く道をここで照らしていたい
(4月4日)
2004年 ・ 桜めぐり
( 桜と鳥 )
満開の桜の木に一羽の鳥が止まった
ゆらゆら揺れる小枝はまるで鳥達のブランコだ
桜の花びらを口ばしでつついては戯れる
おまえも桜が好きなんだね
さあ! 年に一度の桜祭りだ
いっぱい桜の花を愛でておいき
薄紅色の花びらに顔を埋めて
優しくて柔らかな感覚をおぼえておいき
来年も再来年も ・・・
この桜はここでおまえを待っている
(4月5日)
2004年 ・ 桜めぐり
( 花泥棒 )
公園の桜を一枝折った
新聞紙に包み 病室の母に持って行った
ガラスのコップに入れて枕元に置いたら
母は目覚めた
「 桜が咲いたんだね 」 と嬉しそうに言った
「 会館前の桜並木は満開だろうね 」
そう言って窓から遠くを眺めた
訪れる度に小さくなってゆく
桜の花を嬉しそうに眺める母を見て
きっと神様は花泥棒した私を
許してくれるにちがいないと思った
(4月6日)
(4月7日)
午後のひととき
桜が咲き 若葉が深い眠りから覚め
青空の下で鳥たちがさえずり始めた
カーテンごしの陽射しはとても優しくて
冬の間ささくれ立っていた私の心を和ませる
お気に入りのカップにコーヒーを入れた
夢のあるカップには桜が咲いて猫がいる
そして少女の頃の私が笑っている
とっておきのコーヒーカップは季節限定
午後のひととき ひとり楽しむティータイム
(4月8日)
2004年 ・ 桜めぐり
( 桜に想う )
満開の桜が少しずつ散り始めた
毎日のようにここに来ては桜を愛でた
四月の風はパステルカラー
木もれびの歌のせてくる
たくさんのことを教えてくれた
愛することは許すこと
許しを乞うこと
そして大人になることは
傷つきながら健やかに生きること
2004年 ・ 桜めぐり
( 造幣局・桜の通り抜け )
公園や神社の桜が散り始めると
大阪ではもう一度 桜を愛でる楽しみが訪れる
8日から開催された「造幣局・桜の通り抜け」である
明治16年に始まり120年以上の歴史を持ち
毎年一週間だけ一般公開される
ここの桜はサトザクラと呼ばれるものが中心
色鮮やかで愛らしい八重の桜が垂れ下がる石畳を
そぞろ歩くのは格別の風情がある
「楊貴妃」 「大手毬」 「夕暮」 「紅南殿」 「御衣黄」
それぞれに名前の付いた桜が 美しさを競う合う
(4月9日)
一周年♪
春爛漫 花それぞれに 夢それぞれに春が来て
心躍らせています 如何お過ごしでしょうか?
さて私こと この度「マドンナの夢ギャラリー」という
ホームページを開設いたしました
初心者のつたないホームページではございますが
是非一度ご覧頂きたくお知らせしました
皆さまの健やかなるご多幸をお祈りいたします
http://www11.ocn.ne.jp/~madonna/
桜と水鳥のはがきにこんなことを書いて案内状を
出したのが一年前 トップページもこの画像を使った
ネットの中で運命的な出会いをし ドラマがあった
私には生涯忘れることのない一年だった
(4月10日)