紅梅 ・ 白梅
早春を彩る梅の花が 今年も各地で見ごろを迎えている
大阪でも大阪城梅林や大阪天満宮で五分咲きとなった
紅梅も白梅も幹に細かいひだを刻み 充二分の貫禄である
それでいて枝先の花は愛らしく 芳香をひそかに放ち
甘い香りに誘われてウグイスが飛んで来る
春まだ浅き頃 他の花に先駆けて咲く梅の花に心が和む
私も 「春告花」を求めて外に出たら 優しい日差しに出会った
大阪城梅林 ・ (2月21日)
にゃん・にゃん・にゃん
(猫の日)
十二支の中に猫の年がないので
猫の神様がかわいそうにと思いおっしゃった
「せめて一年に一度 猫の日を作ってあげよう」
この日が出来たのが1986年の秋
にやん・にゃん・にゃん(222)とゴロ合わせして
2月22日は「猫の日」
朝寝坊した猫は十二支にはいないけれど
せめて今日だけは大いばりで過ごしておくれ
公園の外猫たちの幸せをも祈る
(2月22日)
永遠の故郷
有田川に架かるこの橋の上から
向こう岸の山を見るのが好きだった
昔この裾野にはたくさんのホタルが飛んでいた
メジロやホオジロを捕ったのもこの山
宝物がいっぱい詰まった山だった
たとえ帰る家が無くなったとしても
目を閉じるときっとこの山が浮かんでくる
私にとって永遠の故郷
(2月23日)
朝焼けの空
今朝早起きして撮った有田の朝焼けの空
かつてこれほどまでにゆっくりと
東の空を眺めたことがあっただろうか
これほどまでに母を想って空を見たことが
あっただろうか
いつも私のこと心配してくれた
いつも私を強く愛してくれた
こんな優しい色で私を包んでくれた
今度は私が母さんを守ってあげる
(2月24日)
(2月25日)
連れて帰りたい
もうどんなにあがいても・・・
決して童心には戻れない私だから
たまには若者と肩を並べたい時がある
ドリームパレスのキャラクターの中で
上を向いて見つめる彼女がいた
「この子を連れて帰りたい」そう思った
それが彼女との運命的出会い
どの子を見ても心が響かない
たくさんの中から私と目が合った彼女
彼女が欲しい
そしてやっと手に入れた
さあ!今日から私と一緒に暮らそう
赤頭巾ちゃん
「赤頭巾ちゃんどこ行くの?」
「病気のおばあさんにパンとワインを届けるの」
「おみやげにお花を摘んで行ったらどう?」
「そうねおばあさん喜ぶわ」
先回りした狼はおばあさんを食べてしまった
「おばあさんこんにちわ 赤頭巾よ」
「さあ!お入り」
「まあ!おばあさんの耳はなんて大きいの?」
「それはおまえの声がよく聞こえるためだよ」
「どうして目も大きいの?」
「それは可愛いおまえがよく見えるためだよ」
「おばあさんの口はどうしてそんなに大きいの?」
「それはお前を食べるためだよ」
ノースウエストの赤頭巾ちゃん
道くさしないで真っ直ぐ行きなよ
狼に声をかけられても振り向いちゃだめだよ
(2月26日)
金曜日の香り
彼女はクリスチャン ディオールの香水が好きだった
香水瓶にはディオールの香水が多種入っていた
ミス ディオール
リメンバー ミー
プワゾン
それぞれに個性は違うが好きだった
今日は金曜日 夜には彼との約束があった
彼女はためらわずに 「ミス ディオール」をつけた
この香水のお陰で 彼の心を射止めた
あの夜 「ミス ディオール」の香りに包まれて
彼女は彼の腕の中で眠りについた
(2月27日)
季節に愛を添えて
愛しい人に料理を作る時 真心を込めなければ
美味しい味には仕上がらない
隠し味はいつもあなたを想う心
そして日本人としての繊細な心配りが
うまく調和して出来上がる
料理もひとつの芸術作品とは言えないだろうか
心づくしを梅の器に入れてみた
それだけで季節を感じて
あなたは美味しいと言って食べてくれた
私が表現できるあなたへの愛
(2月28日)
うるう年
今年はうるう年だ
私の友人に今日生まれの人がいる
子供の頃 お誕生日が来ないと言って
大声で泣いたそうだ
私と同年代だけれど
おしゃれでミニスカートにロングブーツ
「若いわね」って言うと
「4年に一度しか年を取らないから」と言う
そして最近は4年分のお祝いで
リッチな買い物をしたり旅行に行くそうだ
今日は彼女のバースデー
心からおめでとうのメールを送った
(2月29日)