霜月・1
(11月1日)
戻る
次へ
         少し気の早いクリスマスツリー

私の住む街の駅前で 1日夜クリスマスツリーの点灯式があった
クリスマスまではまだ2ヶ月近くも先だが 
少し気の早いサンタクロースとツリーがやって来た
デパートの壁には11人の天使のイルミネーションが輝き 
可愛いリースも掛けられた
11月が始まった 
紅葉を迎え 御堂筋のイチョウ並木が黄色いマントを着て
やがて 秋風が北風に変わり・・・   時間は確実に流れている
季節を先取りした点灯式に 今年もあと2ヶ月大切に過ごそうと思った
(11月2日)
     ラブストーリー

秋になるとなぜかラブストーリーが観たくなる
思いっきりスウィートでビターで
泣かせる物語がいい

  マディソン郡の橋
  ムーラン・ルージュ
  オータム・イン・ニューヨーク
  スウィート・ノベンバー

別世界なほど景色の綺麗なのがいい
心に残るラブシーンがいい

秋にラブストーリーを観たくなるのは
きっと私がそのヒロインにもなれる
不思議な季節だから
(11月3日)
            学園祭

秋の一日・・・
学生気分に戻って 母校の学園祭を訪れてみよう
きっと忘れていた青春時代が戻ってくるよ
野外ライブ  出店  英語劇  ビンゴ大会  学生ショー
ホラ! たくさんの学生たちがパフォーマンスしているよ
メインステージは人盛り 有名人が出演中
秋の一日・・・ 青春時代にタイムスリップしてみよう
あの頃 キャンパスでは毎日なんの屈託もなく笑っていた
そして私のそばにはいつもあなたがいてくれた
そんな懐かしい友のことを思い出してみよう
         阪神タイガース・御堂筋パレード

3日午前 大阪・御堂筋で阪神タイガースリーグ優勝記念のパレードがあった
沿道に詰めかけた人々は40万人とも言われている
大阪市役所を出発して 新橋交差点までの約2,2キロをパレードした
出発地点でセレモニーが始まった頃から雨が降り出した
人々は濡れながら それでも六甲おろしを歌ってパレードを待った
どんなに濡れても 耐えることに慣れているトラファンがいた
沿道を通り過ぎる時 人々は口々に 「 ありがとう! 」 と叫んだ
「 降りしきる雨は星野監督の涙雨 」 そう言って拍手をし続けた
熱いものがこみ上げてきたパレードだった
(11月4日)
     ふるさとへの想い

一泊で有田の母を訪ねた
訪れる度に小さくなっていく母に
切ない想いがする
してあげられるすべてのことをしても
満足出来なくて断腸の思いで帰路につく

母が庭でひなたぼっこを始めた
その間にカメラを持って外に出た

ふるさとは今 実りの秋を迎えた
命の灯りが青空に向かって誇らしげに
笑っているようにみえた
私が一番好きなふるさとの姿である
(11月5日)
     指で創る幸せ

秋の夜長に色とりどりの毛糸を膝にのせ
こんな可愛い指人形を作ってみた
指先と針棒から生まれる創作の世界は
時間の経つのを忘れてしまう
膝にのせた毛糸はとても暖かくて
優しい気持ちにさせてくれる

王様はあなた お妃は私

指にはめると二人は宮殿へと帰って行った
きっといつまでも幸せに暮らすであろう
(11月6日)
     おやすみなさい

今日も一日 お疲れさま
精いっぱいお仕事されて 
やっと灯りのともる我が家に帰宅
家族はあなたの帰りを待っていた

今日のフライトいかがでしたか?
星は輝いていましたか?
今宵満月に 何を話されましたか?

疲れたね もう灯りを消しましょう
「おやすみなさい」

今夜はあなたが眠りにつくまで
私 ここで子守歌を歌っているね

(11月7日)
        観覧車

梅田のヘップ・ファイブにある観覧車の乗り場は
そのビルの最上階にある
そしてガラス張りになったちょっと風変わりな
乗り場で 真っ赤な色はとてもおしゃれで可愛い

観覧車は大好きでいつも全体を撮っていたが
ふと思いついてゴンドラだけを撮ってみた
ガラスの向こうにあるゴンドラは四次元の世界
のように感じられた

やはり観覧車は全体の姿が美しいのだろうか
いつかお気に入りの観覧車を撮って
ここにアップしてみたい
添えるメッセージも私の中で出来上がっている
(11月9日)
(11月10日)
      空から秋が降ってきた

公園で秋を見つけた まあるくて優しい手触り
空から星が降るようにカラカラと落ちてきた

こんなふうに幸せもまた私を目掛けて
降ってくるといいな

そんなことを思っていたら 
本当にどんぐりの中に 幸せがいっぱい
詰まっていそうな気がした

久しぶりにお手玉でも作ろうか
秋がいっぱい詰まったお手玉は きっと私の
お気に入り
またひとつ宝物が増えた