(11月11日)
秋を装って
「 今朝 秋色のハーフコートを羽織りました 」
そんな1通のメールが届いた
「 すっかり秋なのね 」 と返信したら
「 20日もすればジングルベルが踊り出す 」 と
友のメールは続いた
私も素敵な秋の装いをして
記念日作りの休暇を頂きましょう
少し若返って娘とコートを共有しましょう
バックも靴も共有しましょう
さあ装いは整った
あなたの時間を私にくださいね
大好きな November 感じていたい
(11月13日)
ひとつだけお気に入りを・・・
秋の装いが整ったら・・・
ひとつだけお気に入りのアクセサリーを身につけよう
あれもこれもと欲張ると私の本当の美しさが
アクセサリーに隠れてしまう
決して美人でもチャーミングでもないけれど
心根の優しさと美しさは今も失わないでいるつもり
誕生石にしようか あなたの好きなパールにしようか
それとも二人が初めて出会った日にしていた
シルバーのリングにしようか
ひとつだけお気に入りを身につけて
あなたと秋の一日楽しもう
(11月14日)
私もキレイになろう!
装いとアクセサリーが決まったら
少しだけ私もキレイになろう
メイクアップスタジオで心をリラックスさせて
可愛い女に変身しよう
ネイルアートもしてもらい キラキラ星と
ピンクのお花のアートチップをつけよう
きっと可愛いと言ってくれるはず
残り半分になった November
あなたのためにキレイになろう
(11月15日)
ゆっくり時間をかけて・・・
あなたに会う方法はたくさんあるけれど
あなたとゆっくり愛を育ててきたように
時間をかけて会いに行こう
時間をかけた分だけ私の気持ちは高まってゆく
飛行機でひとっ飛び それもいい
のぞみ号で2時間半 それもいい
けれど夜行バスに乗り
ゆらゆら揺られて旅立とう
大阪発 22時30分
到着は翌朝 5時40分
出迎えてくれたあなたと朝陽が見れる
きっと温かいカフェオレを
ポッケに入れて待っていてくれる
あした天気になぁれ!
我が家に昔からいる守り神である
その名も 「 てるてる君 」
子供たちの行事や家族のイベントに合わせて
もうどれくらいの 「 てるてる君 」 を作ってきただろう
修学旅行 運動会 遠足 家族旅行
豆絞りの日本手ぬぐいで作るてるてる坊主は
我が家のお天気の神様だった
軒下にかけるだけでお日様が会いに来てくれて
子供たちを安心させた
すっかり大人になった子供たちは
もう 「 てるてる君 」 を作って欲しいと
せがまなくなった
けれど時々私が思い出したように作っては
願掛けをする
(11月16日)
サイモン&ガーファンクルの名曲に
「明日に架ける橋」という曲がある
原題は「Bridge Over Troubled Water」
直訳すると「激流にかかる橋」 「激流」を「明日」に
例えたところに 私たちの明日もまたこのような
激流の毎日なのかもしれないと想像する
けれど慈愛と優しさに満ちた歌詞は どのような状況で
書かれたものなのだろうと思ってしまう
「求める愛」ではなく「与える愛」 だから聴いた時に
こんなに満たされた気持ちになるのだろうか
私も今 そんな言葉をあなたに伝えたい
(11月17日)
明日に架ける橋
あなたが疲れて しょげているなら
瞳に涙がいっぱいなら 私がすべてふいてあげる
あなたのそばにいるよ 辛い時だっていつだって
友達が近くにいなくても
荒れた海にかかる橋のように
私が体を横たえるから
あなたがうちのめされて 立ちすくんでしまった時
ひどい夕暮れになったら 私が慰めてあげる
私があなたの代わりになるよ
暗闇が襲い 苦痛でどうしようもないなら
荒れた海にかかる橋のように
私が体を横たえるから
羅針盤
人は目的を失った時 心が空洞になる
歩き出そうとすればするほど歩けなくなる
方向を見失った船のように 港に泊ったまま
出航できない時がある
壊れた羅針盤が心の中に存在して
次の目的地を見出せないでいる
Help me! Help me!
たまには私の手を引いて・・・
次の港へと送り出して欲しい
(11月18日)
灯りの下で
コトコトコト・・・
ヒールの音が建物に反響する
あなたと歩けば私はいつも小走り
「 お腹空いたね ディナーにしよう 」
「 うん 」
「 寒いね 僕のポッケに君の手を入れよう 」
「 うん 」
何でもない会話のシーソーゲーム
ここは私たちのメインストリート
赤煉瓦の灯りが二人の顔に反射する
(11月19日)
乾杯
結婚してずっと二人で祝ってきた
ささやかな家庭のささやかな幸せを
いつの間にか20余年の歳月が流れた
そしてこの乾杯に娘が加わるようになった
健やかな家庭の健やかな幸せを
それから3年の歳月が流れた
息子が加わり家族4人で祝うようになった
未来ある家族のそれぞれの未来を
今日 朝一番に買いに行った
そして私は家族の帰りを待たずに
このワインのコルクを開けた
最初の一杯は ・・・
このページを訪問くださったあなたに
そう思ってグラスにワインを注いだ
「 ありがとう! 私の大切な訪問者 」
今日は11月第3木曜日
ボジョレー・ヌーヴォー解禁日
(11月20日)