春紫苑・有田 (5月25日)
道ばたや畑地でごく普通に見られるハルジオンは
和名の名付け親が牧野富太郎博士。
秋に咲く紫苑と区別する為にこの名が付けられた。
こんな可憐なハルジオンが「貧乏草」という
別名を持つ。
野の花の中でこの優しそうな花が大好きだ。
カタバミ・有田 (5月26日)
日本各地の畑や路傍、庭の隅などで
よく見かけられるカタバミは、繁殖力が強いので、
しばしば厄介な雑草とされている。
果実は円柱形で、熟すると自然にはじけて種を
四方に飛ばす。
春から秋頃まで咲くので、いつも身近にあって、
その元気な様子に救われることがある。
ムラサキカタバミ・有田 (5月27日)
江戸時代に観賞用として南アメリカから
輸入されたムラサキカタバミは、現在では
野生化してしまって、庭先や道端、また
石垣の間からその小さな姿をのぞかせている。
淡いピンクの花はとても可憐で、摘み取って
ガラスコップに挿して、小さな空間に飾りたい。
カスミ草・有田 (5月28日)
バラやカトレアには眩しい程の輝きがあり、
それだけでいつもヒロイン。
カスミ草はカスミ草だけでは目立たない
地味な花。
けれどバラやカトレアと共存した時、お互いの
美しさが2倍にも3倍にもなる。
ヒロインを輝かせて、自分も輝きを持つ。
不思議な花だ。
マドンナもいつもそんな脇役でありたい。
ミニバラ・有田 (5月29日)
勝手にミニバラと名付けてしまった。
庭の片隅に無造作に咲いていた小さなバラ。
バラの持つ不思議な魅力がマドンナを
引きよせた。
今年撮ったたくさんのバラの写真は
大切にファイルにコピーした。
今 更新の作業の中、ローズティーが美味しい。
矢車草・阿倍野区 (5月30日)
花の形が矢車に似ていることから
この名前が付けられた。
茎は細くしなやかで、よく枝分かれしている。
藍色、紫色、鮮紅色、ピンク、白色など、
花の色はとても豊富である。
古代エジプトの王、ツタンカーメンの墓から
発掘された調度品の模様の中に、この花が
描かれていたという。
花言葉は「優雅・独身生活」。
セキチク(石竹)・阿倍野区 (5月31日)
平安時代に中国から渡来してきたので、
和名を唐撫子(カラナデシコ)という。
同じナデシコ科のカーネーションと葉が似ていて
細く灰緑色をしている。 花の色が豊かで、
満開になるとみごとな花壇が楽しめる。
気持ちまで明るくさせるようなこの花を
両手いっぱいに束ねてあなたのもとに届けたい。
疲れていてもきっと笑顔が戻ると思う。