箱根空木・有田 (6月1日)
幹が中空になることから「空木」と名づけられた。
この花木は高さ5〜6メートルにもなり、
防風林として各地の海岸によく植えられている。
一本の木に色とりどりの花が咲いてと、
不思議に思うが、実は咲き始めは白色で、
次第に紅紫色に変化していく。
樹上は艶やかな姿である。
アマリリス・有田 (6月2日)
ユリに似た大きな花はとても風格があり、
この花が咲くと庭の中はまるで舞踏会。
主役のアマリリスが跳ねるように踊る。
原産地は南アメリカで70種類以上もあり、
ヨーロッパには17世紀に渡った。
「アマリリス」と歌い継がれてきたように、
高貴なこの花は長い間人々から愛されてきた。
スズメノテッポウ・有田 (6月3日)
子供の頃スズメノテッポウで草笛遊びをしたことが
ある人は多いかもしれない。
それだけで年齢が分かってしまいそうだが、
ファミコンやゲームセンターのない時代、子供達は
野山で遊ぶ天才だった。
今では広い道がついた故郷も、昔は田や畑が
多かった。
草笛遊びで上手に鳴らせる子、鳴らせない子。
今度こそはとまた摘み取って吹いてみる。
そんなことを夢中で競い合っていた頃が懐かしい。
ストロベリー・キャンドル ・河内長野市 (6月4日)
赤いトンガリ帽子に襟元の三つ葉。
とてもキュートでその名も「ストロベリー・キャンドル」
マメ科のクローバーと同属で、
別名、ベニバナツメクサという。
風にゆらゆら・・・
まるでおどけたピエロがおしゃべりしているよう。
カゴいっぱいに摘み取った。
さあ! これから赤い髪飾りを作りましょう。
シュロ・東住吉区 (6月6日)
ヤシ科の植物で、形が他の木と違ってい為か
何となく南国的な雰囲気を持っている。
九州や沖縄に多く、中国から渡来されたという説もある。
木の高さは5〜10メートルにもおよび、古い葉鞘の
繊維が幹を包んでいる。
暖かくなると葉の間から面白い花がひょっこりと顔を出し、
黄色の小さな花をたくさん咲かせる。
かつては葉鞘の繊維を採集してシュロ縄が作られた。
アルストロメリア・阿倍野区 (6月7日)
明るくて可愛くてチャーミングで、そしてその上とてもがんばり屋さん。
ヒグちゃん、あなたは6人グループの中で一番のりで花嫁さん。
サリーとずっとずっと友達でいてくれたね。 5人の友はお祝いの催しを
今日も会社帰りに集まり練習しています。 帰宅はいつも終電車。
あなたの幸せを一番に願っている5人です。
おばさんからはこのお花、小さなブーケにして贈りましょう。
来週にはもうウエディングベル! 幸せなジューン・ブライドだね。
ノビル・有田 (6月8日)
名前がそのまま姿を表しているようで面白い。
頭にコンペイトウのような帽子をかぶり、
背高ノッポのノビル君。
春先には生のまま根をお味噌につけて食べると、
その辛味が食通には絶品。
廃線の線路道で見つけたこの可愛い子。
昔 線路に耳をあてて、向こうから近づいてくる
電車の音を聞いたっけ。 その音は今もマドンナの
耳の中でこだまする。
ノビル君、おまえもその音を聞きたいのか?
でもね、もうこの線路ではその音を聞くことは
永遠に無理なんだよ。
ニワゼキショウ・有田 (6月9日)
日当たりのいい道端や芝生などによく見られる
この花はとても小さくて可愛らしい。
明治時代の中頃、北アメリカから渡来して
今ではよく見かける野の花だ。
花が終わった後は丸い玉のような実がついて、
しっかりと自分を守り、力強く咲いている。
ガーべラ・阿倍野区 (6月10日)
気温が10℃以上であれば、育てやすい花なので、
6月〜10月頃まで花を楽しむことが出来る。
色や種類も豊富で、一重、半八重、八重、
丁字咲きなどがある。
均整のとれた形をしていて、鮮やかな色が
私に 「ホラ!がんばれ!」って言っているような
気がして、思わず花びらに触れてみた。