白木蓮・阿倍野区 (3月29日)
早春の空に真っ白い花を際立たせる白木蓮。 ひと雨ごとに大きくなり、この木の下に行くと
甘い香りに包まれる。 どこか蓮に似ていて、朝に花開き夕には閉じて、数日間繰り返す咲き方も
似ている。 背が高く、観賞するには空を仰がなければならない。
春の日差しの中で、壮麗な美しさが眩しい。
ムスカリ・有田 (3月23日)
薄紫色のムスカリがぴょこんと顔を出す。
その色合いは紫にありがちな重たさはなく、
春らしく軽やか。
妖精の頭にのせているとんがり帽子のような形も
ひょうきんで、見る者の心を和ませてくれる。
そして思わず頭を撫でてみたくなる。
スノーフレーク・有田 (3月23日)
あなたはどうして下向きに咲くのですか?
そう尋ねてみたくなるような花だ。
どんなに晴れた日でも下を向いて咲いている。
恥ずかしがり屋なのだろうか?
可憐なその姿は、綿帽子をかぶった花嫁のようだ。
つくし・有田 (3月23日)
土筆と書いて「つくし」と読む。 筆のような形をしている
からその名が付けられたのだろう。
「つくし誰の子、すぎなの子」とわらべ歌にあるように、
つくしは杉菜の胞子茎。
またつくし料理にはたくさんのレシピがあり、お浸し、卵とじ、
佃煮、油いためと春一番のご馳走で食卓を飾る。
愛くるしいつくしの訪問に、胸がワクワクして、思わず
しゃがみこんでしまった。
「行平(ゆきひら)に 土筆煮え居る 母の居間」(高浜虚子)
雪柳・阿倍野区 (3月26日)
その名のとうり雪のように白い小さな花が
柳のように垂れている雪柳。 遠くから見ると、
雪が降り積もったように見える。 別名を小米花と
いい、本当に米粒くらいの小ささ。
車の往来の激しい車道と歩道の生け垣の間に、
割り込むように咲いていたこの雪柳。
通り過ぎてしまって、ハッとして、また自転車を
バックさせた。
排気ガスにも負けず、どうしてこんなにも綺麗に、
清楚に咲いていられるのだろう。
ネギ・有田 (3月23日)
大地にしっかりと根を張り、太陽に向かって
伸びをしているような畑のネギ達。
その力強さに、見ていると元気が出る。
そして農家の方の丹精込めた様子が伺える。
こんな風にして育てられた野菜が食卓に
上がる時、やはり私達はその恵みに感謝
しなければならない。
ポトスの子供達・パート2 (3月25日)
ポトスの子供達の中には、それぞれの役割分担の
ある子がいる。 このポトスは台所の汚れ物や、
洗い物などの目隠しになっている。
左のノッポさんは昨春の初め病気になり、
ほとんど葉が落ちてしまった。
もう駄目かな?と思い外に出した。 最後にお日様を
いっぱい浴びさせてあげようと思った。 そのうちに
少しずつ元気を取り戻し、夏には新しい葉がたくさん
出て来て、完全にカムバックした。 太陽の力って
凄いなと思った。 そして台所に立つと、
いつもこの子達がマドンナに潤いを与えてくれる。