椿・万博記念公園 (3月21日)
つややかな濃緑の葉の間から咲きこぼれる 紅やピンクや純白の美しい花。
椿はその字のとおり 日本の春を代表する花として愛されてきた。
東大寺のお水取りでは、二月堂のご本尊・十一面観音の供花としてこの花が
須弥壇に捧げられる。 一葉で邪気を祓い、水を清める霊木として尊ばれる。
また 実は油に、幹は櫛や器になることから、実益をもたらす木として、
暮らしの中に溶け込んできた。
それぞれに美しい名前を持ち、時には可憐に、時には清楚に、時にはあでやかに
見える不思議な花である。 スライドショーをご覧ください。