春を待つ


寒波襲来の中 
ベランダで小さな命が生まれた


「寒かろう」と部屋に入れた私は過保護?
少しだけ出番が早すぎたこの子が愛おしい

けれどベランダにいたってこの子は生きてゆく
土に根を張ったこの子の精神力はたくましい

「寒いよ」といじけているのは人間だけ?
暖かい部屋でぬくぬくしているのは私だけ?

この子に「フフフ・・・・」と笑われたようで
窓を開けて新しい風を入れ替えた

   ティータイム


私はスイーツとダージリン
あなたはブラックコーヒー

向き合って見つめ合って
まったりとしたティータイム

時計なんて見ないで
考えごとなんてしないで

ダージリンを飲み終わるまで
私だけを想っていて






    水鳥に教えを乞う


「おーい水鳥たちよ 寒くないのか?」

買物帰りに回り道して公園に寄った
真冬の公園は彩りがなく北風のたまり場
けれど水鳥たちはひょうひょうと泳いでいた

おまえたち ずっとこうしていたのか?
私は寒さに負けて
「石」になっていたのに

おまえたちが肩寄せ合って
春が来るのを待っている姿に想ったよ

「立春」まであと一週間 私も活動開始だ









BGM 「そばにいて」

    帰国


また日常が戻ってくる
あなたにも私にも

泣いたり笑ったり
怒ったり喜んだり

そんな毎日が戻ってくる
それが幸せだと気づく

笑顔で言おう
「お帰りなさい あなた」


今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「そばにいて」です
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです

関西国際空港  (1月31日)

自宅 桜草  (1月30日)

     オペラ座の怪人


ある日ファントムは恋に落ちた
恋に落ちる時は理屈や駆け引きはない

美しい歌姫クリスティーヌに魅了され
やがて歌のレッスンが始まる

その想いは純粋で溢れ狂うほどの情熱
けれど恋とはいつの世もままならぬもの

ファントムにも越えられない壁があった
それゆえ恋心も強く燃え上がる

悲劇の結末だが「オペラ座の怪人」は
私にとって永遠の名作である




          七福神


恵比須様 大黒様 毘沙門天様 弁天様
福禄寿様 寿老人様 布袋様

日本にはこんなにもたくさんの神さまがいる
人はたえず手を合わせて祈りを捧げる

祈りとは自分のためではなく誰かのためが多い
だから満願成就するのだと思う

明日 友人が渡欧する
たった一週間だがとても気にかかる
久しぶりに七福神を前に私は合掌する






        化粧


あなたは誰のために化粧する?
自分のためにする 男のためにする

「鏡よ鏡 世界で一番美しいのは誰?」
そう尋ねた魔女はなぜ美しさを求めたのか

眉を描きアイラインを入れてチークを引く
灰かぶりの娘がシンデレラに変わる時

その舞台裏にはいつも男がいる



大阪市住吉区 万代公園  (1月28日)

ミュージカル「ファントム」のプログラム(1月26日)

(1月24日)

(1月22日)

  この道はいつか来た道


何度この道を走ったことだろう
ふるさとへと続く私の心の道

嬉しい想いが溢れる時
哀しい想いが溢れる時
この道を南へ南へと走らせた

100キロ走れば父がいて母がいた
そして私をギュッと抱きしめてくれた

今はどこまで走ってもエンドレス
空にいる父と母の距離は遠すぎる

でも最近見えるんだよなぁ・・・
まっ白いエプロンをした母が空にいる
そんな時 私は雲に抱かれたくなる

近鉄百貨店 喫茶モロゾフ  (1月30日)

     行ってらっしゃい


翼に夢を託してあなたは旅立つ
私をここに残したまま

幾つもの山を越え海を渡り
遠い異国へあなたは旅立つ

「行ってらっしゃい」
笑顔であなたに手を振ろう

あなたの帰る場所はここ
きっと私のところに帰って来る







       姉妹


いつも肩寄せ合って離れずに
楽しいこと嬉しいことは二人分

些細なことで喧嘩して
泣かせたり泣かされたり

けれど一人でいるより二人がいい
温かくて優しくて安らぎがある

ずっと同じだけ幸せだといい
2分の1ずつ幸せを分け合いたい





        大寒


今日は二十四節気のひとつ「大寒」
この頃が一年中で最も寒いと言われる
そして日本列島は先週末から氷のようだ

あと一週間 あと一週間と春を待つ
大寒から二週間目が「立春」

越冬する時は誰もが辛い
厳冬の中 外で生きる生きものは尚更

「冬来たりなば 春遠からじ」

ホットチョコレートでも飲みながら
我々もじっと春を待とうではないか

近畿自動車道  (1月27日)

エールフランス機内から  (1月25日)

(1月23日)

喫茶UK  (1月21日)