今月の「マドンナの夢ギャラリー」のＢＧＭは
オズワルド氏作曲のＭＩＤＩ「Ｌｕｎａ」です
素敵なＭＩＤＩと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです

　　　　　　カゴの鳥

生まれた時からカゴの鳥
つばさを広げることなどなかった
それが私の生き方だと

けれど・・・
人生にはフッと魔が差す時がある

カゴから飛び出して大空を飛ぶ
予測できない人生が始まる

けれど決して後悔はするまい
それは魔が差したのではなく
自分が選んだ決断なんだから

　　　　　　　　不ぞろいなビワ

大きい子　小さい子　傷ついた子　形のいい子
同じ幹にいながらそれぞれにみんな形が違う
味も甘いのやら酸っぱいのやらいろいろ

太陽はみな平等に降り注ぎ愛を与えるのに
誰かの影にいたり　誰かの下にいたり
運のいい子と運の悪い子がいる

それでもみんなトパーズ色に輝いてまんまるい
それぞれに同じほど価値があるビワの実よ

不ぞろいなビワの生る木を見上げ
人間の縮図を見ているような気がしてならない

　　　　　　ポケモンジェット

真っ白い紙に「Ｉ　ｌｏｖｅ　ｙｏｕ」と書いて
文字にキスして紙飛行機を作った

そして機体にポケモンの絵を描いた
夏が来るから「海に住むポケモンたち」

やっと　できた
さあ・・飛ばそう　あの人の住む街まで

魔法の紙飛行機　ポケモンジェットは
きっと私の気持ちを届けてくれる

「Ｉ　ｌｏｖｅ　ｙｏｕ」　
私・・・　あなたが好きなんです

　　　紫陽花の詩　男から女へ

肩に触れると君は恥らって下を向く
唇に触れると君は少女のように頬を染める
花びらに触れると君は僕を優しく見つめる

そして僕の耳元でささやく
私はあなたに出逢うために生まれてきた

僕だって君に出逢うために生まれてきた
だからめぐり逢ったんだ

外は雨・・・
雨だれの音を聴きながら君と僕は結ばれる
そんな六月が好き

　　　　紫陽花の詩　女から男へ

あの時・・・
雨が降らなければ交差しなかった男と女

あなたと私　あの軒下で待っていた
雨が止むのを待っていた

いたずら好きの雨の神さまが魔法をかけた
雨が止んだらあなたと私は恋に落ちた

ねえ・・・
これからはあなたの傘に私を入れて
大きなブルーの傘の下で私を守って

そうすれば・・・
私はどんな人生でも歩いてゆける
あなたと二人でいつまでもどこまでも

猫ふんじゃったなギャラリーＰＡＲＴ５　作品より
　　　大阪・北浜１０Ｗギャラリー　　（６月１６日）

　　　　　　私に触れて

少し疲れたよ　もう人間なんて嫌いだ
信じて裏切られ　守って裏切られ
もう人間なんて信じられないよ

私に触れて　私の愛しきものたちよ
私に触れて　そして私を癒して

初めから信じなきゃいいんだよ
守らなきゃ　力にならなきゃいいんだよ
何を期待して失望する

おまえたちはいいな
おまえたちの心はいつもピュアだ
傷ついた私の心に触れておくれ

　　　　　　　Ｆａｔｈｅｒ’ｓ　Ｄａｙ

子供の頃の父と私の思い出は３つある

補助輪を外して自転車に乗れるようにしてくれた
和歌山の海で浮き輪無しの泳ぎを教えてくれた
動物や昆虫や魚を平気で触れるようにしてくれた

女の子でも男の子みたいな冒険を教えてくれた

たった１０歳くらいの少女の頃のことを
今でもこんなに鮮明に覚えているなんて

今日は「Ｆａｔｈｅｒ’ｓ　Ｄａｙ」

大好きだった煙草に火をつけて
天国の父に心から「ありがとう」

　　　　　　愛の雫

雨上がりにラブソングを聴かせて
喜びと哀しみと切なさのセレナーデ

ハートで感じてあなたに抱かれ
愛の雫が生まれたら

ねえ・・・あなた　
私を受け止めてくれますか？

こんなにもあなたを愛している

　　　　　　　記念日のバラ

空の記念日　海の記念日　星の記念日
ＹＯＫＯＨＡＭＡ記念日　ＯＳＡＫＡ記念日

記念日ごとにバラの花を二人で飾り
五年目の夏・・・　あなたと私　ここにいる

七月ひとつ　八月ふたつ　九月またひとつ
記念日のバラが増えてゆく

ねえ・・・　質問
バラの花いくつ集めたら私を連れてゆく？
あなたの住む街へ

　　　　　　　ＡＮＡ（全日空）

羽田発９：００　ＡＮＡ１７便　大阪（伊丹）ゆき
今　搭乗手続き完了　到着ＡＭ１０：０５

携帯メールの文字を何度も何度も見つめる
腕時計が１０時の時報を知らせる

「やあ・・・　おひさしぶり」

変わらぬ笑顔　優しい眼差し
夢なら醒めないで　夢なら消えないで
またひとつ記念日を重ね愛を確かめ合う

伊丹発２０：２０　ＡＮＡ４０便　東京（羽田）ゆき
最終便まで時間は短い　