April . 3
         花びらほどけて


山吹を 宿に植えては 見るごとに
  思ひは止まず 恋こそまされ (大伴家持)

山吹が 風に吹かれて はらはらと
  花びらほどけ 金色(こんじき)の路 (マドンナ)


     萌黄(もえぎ)色の山野に
     黄金色の山吹が咲き始めると
     まるで花提灯(ちょうちん)のようだ

     観音堂への石段を登ると
     花びらが風にほどけて落ちてゆく
     惜しげもなく・・・ 惜しげもなく・・・
     私の前で花の舞
     
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「恋心」です
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
BGM 恋心
京都市西京区大原野・勝持寺(花の寺)
              山吹  (4月21日)
(4月22日)
       今日という日


今日の佳き日を父と母に感謝して
祝ってくれるあなたに心から「ありがとう」

人生の折り返し点を少し過ぎてまた過ぎて
私はずいぶん遠くに歩いて来た
これからはきっと駆け足で過ぎてゆく

ああ・・・  我が人生に悔いはなし 

今度生まれ変っても私は私でありたい
父と母の娘で兄の妹として生まれ変りたい
そして今の家族にめぐり合い人生を歩みたい

今日という日に Congratulation!


(4月23日)
      運命の飴玉


あなたが望むものは何ですか?
地位? 名声? 健康? 富? 愛?

人それぞれに希望や野心がある
人それぞれに一度きりの人生

思惑通りでないかもしれない
けれど私たちは知らず知らずのうちに
運命を拾ってしまうのかもしれない

何気なく愛という飴玉を食べるように
何気なく健康という飴玉を食べるように
京都市西京区大原野  (4月24日)
        蓮華


れんげ草 花に座りし 仏像に
  愛し切なく 感謝の合掌 (マドンナ)


れんげ草の名前の由来は
花が輪のように固まって咲く姿を
仏像を安置する蓮華座に見立てて名づけた

蓮華とは死を意味する すなわち浄土

おまえの中には仏さまがいたんだね
今日まで知らなかったよ

私はこれからおまえに出会う度に
ひざまづいて手を合わせるよ
愛しい愛しい野の花 れんげ草よ
  
大阪市住吉区万代  (4月25日)
     猫になりたい


「猫になりたい」と言った人がいる
私も時々そう思う
優しい飼い主にめぐりあい
まったりとした日々を過ごしたい

許されるならママ猫や姉妹猫がいて
いつもじゃれあったり甘えたり
ひだまりの中で暮らしたい

私が時々猫になりたいと思う時
少しだけ人間に疲れた時かもしれない

猫ドクターさま
私に元気がでるマタタビを処方して
京都御所(京都市上京区)  (4月26日)
     移りゆく季節


散りゆく桜にとめどない惜別の情
桜の儚さに涙さえ溢れ

ふと見上げれば移りゆく季節の鼓動
若葉が芽吹き喜びの歌を奏でる

自然は歩みを止めることなく
コトコトコト・・・ コトコトコト・・・

私も歩みを止めることなく
コトコトコト・・・ コトコトコト・・・

さあ・・新緑の季節へと歩いてゆこう

(4月27日)
     恋のカプチーノ


あなたへの想いを伝えられずに
ティーカップに砂糖とシナモン入れて
私の想いを浮かべてみる

スプーンですくってはかき混ぜ・・・
すくってはかき混ぜ・・・
私の想いはカップの中でゆらゆらゆら

しょっぱさは涙の雫
甘くてほろ苦い恋のカプチーノ

PM3:00 港のカフェでひとり飲む
大阪市阿倍野区・中央公園  (4月28日)
    カラスノエンドウ


その少女がままごと遊びで
よく使ったのがカラスノエンドウ

サヤから豆を採り 豆ご飯を炊いて
茎で煮物を作り 葉っぱでお浸しを作った

役柄はいつも大好きな「お母さん」
少女は自分の母親をモデルに
ままごと遊びをするのが好きだった

大人になった少女は
今でもカラスノエンドウに出会うと
あの時の光景を思い出す
大阪市立長居植物園  (4月29日)
        春の小川


昔々 少女は小川で遊ぶのが好きだった
スカートをまくり上げ 袖口をまくり上げ
小川で遊ぶのが好きだった

メダカ ゲンゴロウ タニシ ヤゴ ザリガニ
小川の仲間が少女の足をツンツンする

少女は自分が
メダカやゲンゴロウになった気分を味わい
子供心に自然の中で暮らせる幸せを知った
少女は空や太陽や風に感謝した

大人になった少女は 今でも小川に出会うと
スカートをまくり上げて入って行きたくなる
(4月30日)
   090 3358 72 ・ ・


ルルルルル・・・  ルルルルル・・・
ダイヤルするのにあなたは出ない

ルルルルル・・・  ルルルルル・・・
ダイヤルするのにあなたに届かない

天国には携帯電話が繋がらない
今更ながら・・・
あなたのいない寂しさ噛みしめる

ルルルルル・・・  ルルルルル・・・
今日もあなたの携帯電話にかけてみる