April . 1
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「恋心」です
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
BGM 恋心
大阪市阿倍野区 中央公園  (4月1日)
      私の桜


やっと逢えたね
私はずっとここで待っていたんだ

春になるとあなたに逢えるから
凍てつく寒さも耐えられた

さあ・・・
もっと私に顔を見せておくれ

いつだって泣き虫で涙目の私が
あなたの美しさをはっきり見れるように

もっともっと近づいて・・・
私の前で花開いておくれ
2006年4月6日撮影・和歌山市  (4月2日)
  マドンナの夢ギャラリー
    2006年4月6日作品より(母の桜)


今朝 電車に乗る前に公園の桜を一枝折った
それを木綿のハンカチーフに大切に包んだ

花泥棒には神さまはどんな罰を与えられるのか
そんなことを思いながら駅へと急いだ

その桜を病室(へや)の窓辺に置いた
このところ微熱が続いて外出は無理だから
マグカップでのささやかなお花見だ

「母さん 桜茶が入ったよ」

さあ・・・ 桜餅食べて 桜茶飲んで
「桜 きれい」と言いながらお花見しよう

今年も桜の季節を迎えられた喜びを噛みしめる
大阪市北区天満橋・大川の桜  (4月3日)
(4月4日)
      桜茶


母さん・・・ 
桜が咲いたよ 満開だよ
去年と少しも変わらずきれいだよ

でも今年は桜の木の下に行くと
なぜか無性に泣けてくるよ
こんなに寂しい春は初めてだよ

母さん・・・
桜茶を入れたよ
桜見ながら桜茶飲んで話そうよ

母さんと私の想い出話



桜便り 2007
京都御苑 近衛邸跡枝垂れ桜  (4月5日)
京都御所・紫宸殿 左近の桜・右近の橘
               京都御所の桜


京都御所は明治維新までの皇居であった
天皇の即位式など重要儀式が行われていた紫宸殿は
典型的な寝殿造りで中央に御帳台(玉座)がある

また京都御所 大宮御所 仙洞御所を取巻く広大な広さの京都御苑は
9つある門から自由に出入りでき 玉砂利を敷きつめた散策路が設けられている
とりわけ今出川御門から入った西側にある近衛邸跡の枝垂れ桜が美しい

京都御所は毎年春と秋に5日間だけ一般公開される(2007年は4月4日〜8日)
2007年春季京都御所一般公開のテーマは「御所年中行事」であった


京都・二条城二の丸御殿(国宝)の桜
二の丸庭園の枝垂れ桜  (4月6日)
              二条城の桜


二条城は徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利した後
上洛時の居城として造られたもので 征夷大将軍を任じられた家康が
拝賀の礼を行うなど政治の舞台となった城である

のちに3代将軍家光が本丸を増築するなど大改修して現在の規模となった
そして15代慶喜が大政奉還を行い徳川幕府終幕の舞台となった

徳川家の栄光と没落を見てきた象徴的な存在である
京都・勝持寺(洛西・大原野)  
西行桜  (4月7日)
             勝持寺(花の寺)の桜


「花の寺」という美しい異名を持つ勝持寺は竹林の多い西山に静かに佇む
深い木立の中の急な参道を上がりきると茅葺きの庫裡(くり)や本堂
また見応えのある幾体もの仏像が安置された瑠璃光殿が建ち並んでいる

小さな寺に400本近い桜が咲き始めると 寺は桜に埋め尽くされ
「花の寺」と呼ばれるにふさわしい景観となる

花を愛し旅に死んだ西行がこの寺に1本の桜を植えたのも有名である
八重の西行桜は鐘楼の脇に咲き
高連閣に上がれば花越しに霞たなびく京都の街が一望できる
京都・善峯寺(洛西・大原野)
桂晶院お手植えの枝垂れ桜  (4月8日)
               善峯寺の桜


山々が連なる西山の釈迦岳の良峰山へ つづら折りの坂を登りつめる
西国三十三ヶ所観音霊場の第二十番札所の善峯寺は山頂近くにある

斜面を切り開いた格好で堂塔が建ち 手入れの行き届いた回遊式庭園で
高みの薬師堂に立てば京洛の眺めは限りなく広く見渡せる

春ならば経堂の前の枝垂れ桜が極楽の世界を造りだす
樹齢300年 徳川5代将軍綱吉の生母「桂晶院お手植えの枝垂れ桜」は
無数の花をつけ まるで滝のように経堂に降り注いでいる
       大阪の桜


・・・・・   ・・・・・   ・・・・・

・・・・・   ・・・・・   ・・・・・


ああ・・・ 言葉が出てこないや
大阪にもこんな素晴らしい眺めがあった

大阪の高層型再開発の先駆けとなった
大阪ビジネスパーク(OBP)周辺

クリスタルタワー ツイン21 読売テレビ
大阪東京海上ビル 松下IMPビル

大川からの眺めは最高だなぁ・・・
マドンナがお届けする関西の桜をお楽しみください
大阪造幣局・桜の通り抜け(大阪市北区)
桜名 綾錦  (4月9日)
             大阪造幣局・桜の通り抜け


大阪の春の風物詩である「桜の通り抜け」は明治16年に始まった
もともと藤堂藩蔵屋敷にあった珍しいサトザクラを移植したことに始まる

あまりにも美しい桜に局員だけの観桜ではもったいないと
当時の造幣局長が発案して市民にも一般公開されるようになった

ここに集まる桜は124品種 370本あり それぞれに名前が付けられている
御衣黄 夕暮 関山 松月 楊貴妃 平野妹背 大手毬 小手毬 紅手毬

もともと桜は空気の澄んだ環境を好み とりわけ栽培品種のサトザクラは
よく整った環境のもとで人手をかけないとよい花をつけないと言われている

一般公開が近づくと一本ずつ幹の泥を洗い落とし 花が終わると毛虫の駆除
夏の水やり作業や剪定など手間ひまかけた管理によって
120年以上にわたる桜の通り抜けの歴史が育まれている
    マドンナの夢ギャラリー
        初代トップページを飾った桜


2007年4月10日
「マドンナの夢ギャラリー」が4周年を迎えました

桜と水鳥のこの写真が初代トップページを飾った写真
毎年桜が咲くとHPを立ち上げた日のことを思い出す

4年前 私はこの場所から出発(スタート)した
このサイトはあなたと私を繋ぐ架け橋

被写体に恋をして見つめ合って写真を撮って
命を吹き込むようにして言葉を綴り
これからもあなたに愛のメッセージを届けたい

大阪市住吉区・万代公園 2003年4月撮影
                      (4月10日)