September . 3
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「恋心」です
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
                 Madonna
BGM  恋心
中央区難波 テ・エル・エルイ  (9月21日)
        初仕事


あなたが帰国したら
あなたにしてあげたいことがある
両手に抱えきれないほどたくさんある

お料理もお洗濯もアイロンかけも
あなたのためなら何だってしてあげたい

けれどその前にモンブランのタルトに
ダージリン入れて心温めてあげたい

ささくれ立った心の傷の特効薬
私のダージリンは魔法の紅茶

プレートに入れてあなたの前へ
これが私の初仕事である

スイスホテル NANKAI OSAKA  (9月22日)
       幸せの国


人生は歩く歩道を歩くのではなく
階段を下りていくのでもなく
階段を上っていくような気がする

昨日より今日 今日より明日と
少しだけ高いところにいるような気がする
それはきっと
幸せは高いところにあるからかもしれない

人生の階段は決して平坦ではないけれど
いつか上り詰めた時
空の向こうにあるのは幸せの国

私たちは幸せの国に辿り着くために上る
今日も一歩 明日も一歩 明後日も一歩
 
Photo by Yasunori  (9月23日)
        彼岸花


別名 曼珠沙華 死人花(しびとばな)

天上に咲く美しき花
赤く 紅く 緋く 燃えるように咲く

地上の私は
この色の美しさを感じることができなくて
黄泉の国ではもっときれいなのだろうか

おたいまつを抱えて
天上に昇る人々の足元照らす彼岸花
伊丹空港 JALたまごっちジェット  (9月24日)
        ときめきの出逢い


日本航空は「たまごっち」誕生10周年記念として
この夏「たまごっちジェット」を就航させた
国内線にたまごっちのキャラクターがペイントされた
B777−200型機が空を飛ぶ

私もたまごっちを育てた一人であり10年前が懐かしい
終わってしまった時代が復刻版として空へ飛ぶ

昨日 伊丹空港で「たまごっちジェット」と出逢った
まさか・・・まさかのめぐり合い
帰ろうとカメラを片づけ
リュックを背負い振り返った瞬間飛んで来た

振り返らなければ出逢いはない
私の人生にはそのような貴重な瞬間が何度かある
伊丹空港 レストラン・収穫祭  (9月24日)
       指定席


この席はあなたと私の指定席

ここでANA機を見ながらフレンチして
アフタヌーンティーして
今日はあなたと私の「空の記念日」

他愛もないおしゃべりを
キャッチボールのように投げ合って
陽だまの中に笑顔がこぼれ落ちる

恋人たちの語らいにシェフがリザーブした
私たちの空の日の指定席



大阪市立長居植物園 マリーゴールド  (9月26日)
       橙色のハート


グレーのハートで気持ちささくれて
いつも斜めからしか世間を見れない
哀れなロボットがいた

ロボットが突っ張るのは自信がない裏返し
ロボットが自己主張するのは無力ゆえ
自分が嫌いだから自己弁護ばかり

哀れなロボットに橙色のハートを授けたい
残りの時間をもう無駄に生きるなと

橙色のマリーゴール 花言葉は「真心」
大阪市立長居植物園  (9月27日)
      あなたを想う


追いかけると逃げてゆく 風のように
立ち止まると追いかけくる 波のように

何度生まれ変わっても
あなたと私はめぐり合う それが運命

しばらくは一緒にいて
しばらくは夢芝居みさせて
しばらくは同じ色感じさせて

ああ・・・ 時が止まればいい

中央区東心斎橋 「寿司・はせ川」  (9月28日)
         灯り


京の都の石畳
露地行灯がひとつ・・・ふたつ・・・みっつ
それは人生の道しるべ 私の道しるべ

私の人生は今どの辺り?
きっと今私がいるのは「秋」だね

紅葉の秋 錦秋の秋 実りの秋

美しい今を美しく生きよう
こんなに私を輝かせてくれる灯りがある

私は一人で歩いているのではない
撫松庵ジェニーエクセリーナ
  ジェ二ー20周年記念 (9月29日)
     夜間飛行


心と体疲れたあなたのために
月から来たの かぐや姫

今宵 ひととき
あなたのお相手しましょうね
あなたのお話聞かせてね

仕事の話 趣味の話 夢の話
私 ただ黙って聞いていたい

けれど満天の星空が見えたなら
私は月に帰ります

あなたの面影胸に抱き
想い出の空港から夜間飛行
北区中之島(肥後橋)  (9月30日)
      暴走


許容範囲ははるかに越えて
グラスの水が溢れるように
止まらないこの想い

さあ・・・夜の海へと走りましょう
壊れたブレーキそのままで
アクセルだけ踏めばいい

この想い止めることはできなくて
だからブレーキなど必要がない

あなたという海に辿り着くまで
私の車は暴走してゆく