今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「そばにいて」
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
Madonna
北海道・富良野 ファーム富田・彩りの畑
Photo by Madonna (7月21日)
虹色の風
紫の風が私の心をさらってゆく
私は風に吹かれて風来坊
虹色の風が私の前を通り過ぎる
どうしてそんなに優しいの?
都会の風はもう嫌だ
色彩のない風なんてまっぴらだ
私はここから動けない
私はこの場所から帰りたくない
北海道・美瑛 親子の木 (7月22日)
みらい
ねえ・・・ パパ ママ
私 大きくなったらパパのような人と結婚したい
そしてママのように美味しい料理を作って
エミリードールのような可愛い女の子がほしい
赤いとんがり屋根のおうちに住んで
子犬と子猫が仲良くそばにいて
日曜日にはその子たち連れてドライブしたい
ねえ・・・ パパ ママ
私が大人になったら う〜んと親孝行するから
それまでパパとママのそばにいさせて
両手にパパとママがいるから 私がんばれる
北海道・美瑛 四季彩の丘 (7月23日)
丘をこえて
トラクターを運転するのはあなた
丘を越え またひとつ丘を越え
あなたに寄り添ってどこまでも
ゆるやかな丘の斜面を
色とりどりの絨毯が埋め尽くす
赤い丘 黄色い丘 緑の丘
紫の丘が来たらお弁当を広げ
二人で楽しいランチタイム
砂時計の落ちる速ささえゆっくりと
初夏の風が私の髪を優しく撫でる
北海道・美瑛 セブンスターの木 (7月24日)
元気の木
雨が降ったら雨宿り
太陽に追いかけられてかくれんぼ
その木はいつも
守ってくれて 癒してくれて
私に元気の魔法をかける
「こんにちは さようなら」
それだけで今泣いた私に笑顔が戻る
今日もここに来た
この場所は私を元気に復活させる
北海道・美瑛 ぜるぶの丘 (7月25日)
あなたに贈る紅い花
お元気ですか?
少し体調を崩されたと風の便りにききました
今でもあなたのことが気がかりです
お大事にしてください
元気はあなたのトレードマークです
気になる友がいる
何も力になれないし何も救ってやれない
無力な私だけれど想いは変わらない
美しい紅い花に出逢いました
この花をあなたに贈りたいと思います
花畑いっぱいの大きなリボンをかけて
富良野市 麓郷 (7月26日)
未来予想図
あと十年したら・・・ あと二十年したら・・・
都会を捨てて携帯電話の電波も立たないような
山の中の小さな村へ行こう
あのドラマの少女のように
「クルクルクル・・・ クルクルクル・・・」と呼ぶと
今でもキタキツネが山から里に降りて来る
そんな大自然の中で暮らそう
キラキラ華やかな都会の暮らし
イミテーションの宝石はいつかきっと壊れる
あと十年したら・・・ あと二十年したら・・・
私は未来予想図を心に描く
北海道 上富良野 (7月28日)
紫の丘
兄さん 私 またここに来ていいですか?
ちょっぴり哀しい出来事や切ない想いで
息苦しくなったらここに来ていいですか?
兄さんの運転する車で紫の丘に行き
何度も何度も深呼吸して風を感じたい
兄さん 大人になるって・・・
昔 夢みたような楽しいことばかりじゃないね
人はたくさんのものを背負って生きているんだね
兄さん 今度も私を紫の丘に連れてって
今でも毎晩のようにこの光景を夢にみるよ
富良野 ファーム富田 (7月29日)
かくれんぼ
「もうーいいかい?」 「まあーだだよ」
「もうーいいかい?」 「もうーいいよ」
最高の隠れ場所を見つけたわ
あなたは絶対に私を探し出せない
さあ・・・困ったね どうする?
まんじりともせず隠れている私
ここにいる限りあなたは私を探し出せない
私と同じ心の色 あなたを想う紅の色
私はここいると透明人間になりそうだよ
富良野市・麓郷 (7月27日)
ノスタルジア
子供の頃
野原のお布団で眠るのが好きだった
太陽と入道雲が追いかけっこをする
まるで母さんが読んでくれた絵本の挿絵
子守歌は蝉時雨
夢の中で母さんがうちわで扇いでくれた
夢だとわかっているのに嬉しくてタヌキ寝入り
今でも野原に行くと母さんを感じられるかな?
ひとときだけでも子供の頃に戻りたい
北海道・美瑛 ケンとメリーの木 (7月30日)
愛の木
その木の下で愛を語り 愛を育んで
ケンとメリーは赤と青のバンダナを巻いた
雪融けの春に花の夏 落ち葉の秋に雪の冬
その木に年輪が刻まれ
いつしかケンとメリーに歳月が流れた
ケンとメリーに子供が生まれ
その子供が大人になり子供が生まれた
赤と青のバンダナは幸せの数だけ増えた
その木は今 バンダナのオーナメント
ケンとメリーの木 それは「愛の木」
富良野 ファーム富田 (7月31日)
雨の日の想い出
私が雨を好きなのは
雨の日の想い出が優しいから
突然降り出した雨に
いつも母さんが迎えに来てくれた
学校にも・・・ 駅の待合いにも・・・
父さんの仕事の手伝いを抜け出して
私の傘を一本手に持って立っていた
その時の母さんを今も想い出す
時が流れても私の心には
永遠に若くてきれいな母さんがいる