Photo by Yasunori ベゴニア (6月1日)
BGM Luna
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「Luna」
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
Madonna
花のように・・・
季節がめぐる度に人は美しい花たちに出会う
太陽に照らされ 風に吹かれ 雨に打たれて
日々憂いに満ちて咲く花たちよ
そのひとつが欠けても強く美しい花にはなれない
人もまた同じこと
喜びがあり 哀しみがあり 切なさもある人生
だからこんなにも感じることができる
たくさんの感情を縦の糸と横の糸に織り込んで
人生という大きな布を紡いでゆく
花のように・・・
凛とした姿でこの瞬間を精一杯咲いていたい
Photo by Takeshi オーストリア・ザルツブルグ
(6月2日)
ガラスの靴
川岸からいつも見つめていた憧れ
今宵は王子さまがお妃を選ぶ舞踏会
灰かぶりの少女は神さまから一夜だけ
夢をみることを許された
魔法の消える24時
宮殿の階段にガラスの靴を置いてゆく
それはシンデレラの賭けだった
ガラスの靴を買うために
シンデレラはどんな辛い労働にも耐えた
川岸からいつも見つめていた憧れ
神さまはガラスの靴に魔法をかけた
王子さまとの赤い糸が結ばれるようにと
Photo by Takeshi オーストリア・モントゼー
(6月3日)
キャンパスの恋
このラブストーリーはアヤが落とした学生証を
オサムが拾ったことから始まった
偶然が重なりて二人はすぐに恋に落ちた
ともに経済学を学ぶ学生だった
「お昼休みに菩提樹の並木道で」
「了解 (^^)/~~~」
そんなメールが講義のさなかに入る
二人はこのキャンパスで夢を語り愛を育み
めぐる季節を共有した
爽やかな風が吹く初夏の昼さがり
Photo by Takeshi オーストリア・ザルツブルグ大聖堂
(1756年1月28日・モーツアルトが洗礼を受ける)
洗礼
オサムとアヤの間に月日が流れた
二人には共通することがあった
お互いがカトリックを信仰していた
その絆が二人を一層強くした
二人はある日洗礼を受けた
神さまに守られて生きてゆこうと
この大聖堂で誓い合った
そしてその夜
アヤもまたオサムから洗礼を受けた
アヤ20歳 オサム21歳の初夏
(6月4日)
Photo by Yasunori 野あざみ (6月5日)
もう一人の私
そこにいるのはだあれ?
私を見ているあなたはだあれ?
野原の神さま? それとも妖精?
私が上を向くと上を向き下を向くと下を向く
あなたはいったいだあれ?
いつも私を見ているあなたは実は私自身
自分を見失わないように
正や悪が見極められるように見張り番
合わせ鏡が曇らないように
あなたと私は見つめ合って生きてゆく
それは自分自身を見つめて生きてゆくこと
Photo by Takeshi ザルツブルグ・ミュルナー小橋
(6月6日)
明日に架ける橋
いくつもの川が流れ
その上をいくつもの橋が横たわっている
人生とは橋を渡ること
橋を渡って向こう岸へ
躊躇いや不安がいつも付きまとう
けれど人は立ち止まれない
さあ・・・
この橋を渡って明日へと歩いてゆこう
これから長い道のりを歩いてゆこう
オサムとアヤが初めて渡る小さな橋
Photo by Takeshi
オーストリア・ウォルフガング湖畔の街 (6月7日)
悲恋
オーストリアの王妃エリザベートに
恋をしたトート(死神)
所詮住む世界が違う二人
そんなことは百も承知なはずなのに
断ち切ることが出来ない恋心
トートの苦しみ エリザベートの葛藤
恋は方程式では解けない
足しても引いても掛けても割っても
正しい答が出ない
恋心を分析出来る数学者はどこにもいない
Photo by Takeshi オーストリア サンクト・ギルゲン
モーツアルトの母の生家 (6月8日)
人生をどう生きるか
優美で繊細な音楽を奏でるモーツアルトの名曲
フィガロの結婚 トルコ行進曲 魔笛 ファゴット
今年はモーツアルト生誕250周年である
ようやく歩けるようになったモーツアルトが
ピアノを弾きこなし 5歳でピアノ曲を作曲した
神童と呼ばれるモーツアルトの人生は短く
35歳でその生涯を閉じた
人はどう生きるべきか
私たちもまた自分の得意分野を開花させたい
どんな人にも「これだけは得意」というものがある
それに自信を持って向き合おう
それが人間に与えられた偉大なる力
私たちはみな素晴らしい才能の持ち主なのだ
「June.1」のこのページのギャラリーは
友人Takeshiさんと実兄の温かいご厚意により
たくさんの写真をお借りして掲載しました
素敵なページを創作出来たことを心から感謝しています
Madonna
Photo by Yasunori ネジバナ (6月9日)
ネジバナの詩
クルクルクル・・・ クルクルクル・・・
あなたの柱にからまって
クルクルクル・・・ クルクルクル・・・
天まで伸びてゆきましょう
クルクルクル・・・ クルクルクル・・・
一人じゃ地面を這うだけで
クルクルクル・・・ クルクルクル・・・
あなたは私の羅針盤
もしもあなたがいなければ
私は花に生きられず天にも伸びてゆけなくて
W杯 ドイツ大会・開会式 (6月10日)
セレモニー
サッカーワールドカップドイツ大会が始まった
3大会連続3回目出場の日本を含む32チームが
7月9日の決勝まで世界一の座をかけて戦う
大会前のセレモニーは華やかに和やかに
世界が心ひとつにして楽しむ
いつの時代もセレモニーとは心に残る
そこには国境を越えて平和の色濃く
人々に歓喜のひとときを与える
どの国のどの選手たちもみな英雄
サポーターの私たちも心がひとつになる時