BGM 「そばにいて」
ヒルトンプラザウエスト・グランカフェ (4月1日)
無題
さあ・・・ さくらティーが入ったわ
真っ白いお皿にはケーキアラカルト
休日の昼下がり桜見ながら
あなたとまったりとした時間を過ごす
砂時計の砂がこぼれ落ちる
BGMは切ないメロディーそれは「Luna」
春爛漫は嬉しいのか哀しいのか寂しいのか
すべての感情がブレンドして私を襲う
桜咲き 桜散る 儚いひとときよ
それはあなたと私の夢芝居
和歌山県・有田 (4月2日)
桜便り2006・パート3 有田の桜
半年ぶりに有田に帰った
もう実家には誰もいないけれどそれでも帰りたくて帰った
有田の桜はまだ五分咲き
けれど母が好きだった有田川のほとりの桜並木の桜は満開だった
この道を母と二人でよく歩いた
何度桜の下で立ち止まり 桜を眺めて「きれい」と言ったことか
風が吹けば母の肩に花びらがはらはらと舞い落ちた
一枚の花びらさえ愛しさを感じる桜よ
今 みかんの里に春を告げる桜咲く
その光景は昔と少しも変らない・・・ ただこの場所に母がいないだけ
惜別
眠っているのか? 起きているのか?
泣いているのか? 笑っているのか?
おまえの気持ちがわからなくなったよ
向き合ってくれる時があれば
私から飛び立とうとしている時もある
あまえは私が嫌いなのか?
おまえは私から逃れたいのか?
おまえの背中には七つの星がある
それは神さまが与えてくれた七つの幸せ
さあ・・・ 飛んでお行き
おまえの幸せのためなら
私はここでおまえを見送ることが出来る
和歌山県・有田 (4月3日)
ミモザの伝説
南フランスの小さな街の花売り娘がある男に恋をした
花売り娘は遠くから男を見ているだけで幸せだった
男の姿を見た日はミモザの花をバスケットに入れた
ある日花売り娘は体を壊して患い天国に召される
一度も恋をした男と言葉を交わさぬまま逝った
花売り娘の妹がバスケットのミモザを男に渡し
姉の存在を明かした
優しい男はミモザの花びらを庭の土へと埋めた
やがてミモザの木は次第に大きく成長した
男がミモザの木の下に立つと花が降って来る
男はミモザの妖精に大きな力をもらう
男はミモザの木を愛でながら幸せな生涯を送る
ミモザの木にはそんな一途な愛が息づいている
和歌山県・有田 ナズナ (4月4日)
ペンペン草の詩
おまえと私は子供の頃から仲良しだった
野原に寝そべって横を向くといつもおまえがいた
私の嬉しい時も 哀しい時も 楽しい時も 辛い時も
おまえは私の横にて一緒に空を見上げてくれた
おまえは白い花の下にハートの実を持っていて
私はその実を茎から少し引きずり下ろして
でんでん太鼓を作って鳴らしてみた
おまえのでんでん太鼓はシャラシャラと音をたてた
その音はあの時の私には応援歌のように聴こえた
ぺんぺん草よ
私は素朴で控えめなおまえが好きだ
今も・・・ 昔も・・・ これからも・・・
兵庫県宝塚市・花のみち (4月5日)
桜便り2006・パート4 花のみちの桜
阪急宝塚駅から宝塚大劇場へ向かう「花のみち」は桜が満開だった
一段高くなった歩道の両側を車が走り まるで舞台の花道のようだ
この道を彩る桜は乙女の園にふさわしくロマンチックな香りに満ちていた
かつてはタカラジェンヌとして青春時代を過ごした大物スターたち
舞台にこれほどの情熱を傾けて生きることは素晴らしい
そんなタカラジェンヌにエールを贈らずにはいられない
四季折々の花が咲き乱れる「花のみち」を大劇場へと向かう
舞台では多くの観客を魅了する素晴らしい演技で大輪の花を咲かせる
桜便り2006・パート5 母の桜
今朝 電車に乗る前に公園の桜を一枝折った
それを木綿のハンカチーフに大切に包んだ
花泥棒には神さまはどんな罰を与えられるのか
そんなことを思いながら駅へと急いだ
その桜を病室(へや)の窓辺に置いた
このところ微熱が続いて外出は無理だから
マグカップでのささやかなお花見だ
「母さん 桜湯が入ったよ」
さあ・・・ 桜餅食べて 桜湯飲んで
「桜 きれい」と言いながらお花見しよう
今年も桜の季節を迎えられた喜びを噛みしめる
和歌山市 (4月6日)
和歌山県・有田 (4月7日)
大阪市阿倍野区・中央公園 (4月8日)
桜便り2006・パート6 私の桜
私の家から徒歩5分のところにある公園の桜です
桜の季節にはこの公園で桜を観るのが最も多い
子どもが小さい頃 この公園でピクニックシートを敷いて
お弁当を食べながら友人たちと楽しい時間を過ごした
今でも砂場で遊ぶ子どもたちに自分の子どもが重なり思い出す
私の一番身近にいて
咲き始めのときめき 満開の感動 桜雨の切なさ 散り始めの儚さ
すべてをドラマのワンシーンのように見せてくれる
これが「私の桜」です
大阪城公園・西の丸庭園 (4月9日)
桜便り2006・パート7 夜桜
大阪城天守閣の西側に広大な広さを持つ西の丸庭園がある
ここは北政所が住んでいたところで 四季折々の花が楽しめ
春になれば桜が庭全体を包み込むように絢爛豪華に咲き誇る
ソメイヨシノ ヤマザクラ サトザクラなど約4300本の桜があり
見ごろを迎えた休日はここで桜を観ながら宴を楽しむ人が多い
また大阪城では今「花・彩・祭 おおさか2006」が開幕され
100万株の花々が植えられ 多彩なイベントが催されている
2006年4月10日
「マドンナの夢ギャラリー」3周年記念として
今日からオズワルド氏作曲のMIDI「そばにいて」を挿入
これからもよろしくお願いいたします <マドンナ>
桜便り2006・パート8
トップページを飾った桜
「マドンナの夢ギャラリー」が3周年を迎えた
桜と水鳥のこの写真が初代トップページを飾った写真
毎年桜が咲くとHPを立ち上げた日のことを思い出す
3年前 私はこの場所から出発(スタート)した
このサイトはあなたと私を繋ぐ架け橋
数々の思い出が走馬灯のように私の心をよぎる
これからも私はこの場所から愛を届けたい
被写体に恋をして体当たりで写真を撮って
命を吹き込むようにして言葉を綴り
あなたに愛のメッセージを届けたい
それが私のあなたへの愛情表現
それがあなたを愛しているという確かな証
遠くからじっと見守るこんな愛の形もある
住吉区万代公園・2003年4月撮影 (4月10日)