関西国際空港 (3月11日)
ラストフライト
君に寄り添いたくて もう一度
君を忘れないように もう一度
君と僕とのラストフライト
たくさんの夢をありがとう
君の姿を見ることは僕の安らぎだった
君を追いかけることは僕の憧れだった
さあ・・・
ゆっくりおやすみ 僕の腕の中で
君をいつまでも抱きしめていよう
君はこれからも僕の中で生き続ける
君は永遠に僕の恋人
(2006年3月10日退役の
ボーイング747SR JA8157へ)
京都東山 ねねの道 (3月12日)
京都東山 花灯路2006
東山山麓に連なる北は青蓮院から円山公園・八坂神社を通って
南は清水寺までの散策路に今年も春の灯りが点されました
約2400基の露地行灯は茶わん坂 清水坂 二年坂 産寧坂の
路行く人々の足元を照らし 心を照らし 春の訪れを告げる
白壁や土塀 石畳に映えるほのかな灯り
花たちが精一杯の表現をしながら春の宵に彩りを添える
京の街にもようやく春の訪れです
花灯路 今宵一夜の 夢灯り
産寧坂に 下駄の音響く (マドンナ)
宝塚市 花の道 (3月13日)
無題
カゴの中から今朝飛び立った私の小鳥
一瞬 躊躇って 私を振り返り見つめた
私はその躊躇いに目配せして背中を押した
人生の分岐点で 一瞬 躊躇う時がある
振り返ったその時
強い眼差しで見つめてくれる人がいれば
明日に向かって飛び立つことが出来る
人とはか弱き生きものよ
人とは儚き生きものよ
かたちあるものすべて朽ちてゆく「無常」
一人では・・・ 一人では・・・
一人では到底生きられない
「人」という文字のように支え合って生きている
BGM 恋心
大阪城公園 (3月14日)
ホワイトデー
「バレンタインデーの手作りチョコのお返しは・・・」
「おいおい 俺デッカイこと出来ないぜ」
「だ〜め! ホワイトデーは愛の重さだから」
「・・・・・ ・・・・・ ・・・・・」
「フレンチレストランでディナーして ティファニーで♪」
「・・・・・ ・・・・・ ・・・・・」
「嘘 嘘 嘘」(笑)
「丘の上の緑公園であなたの優しいキスをおねだり♪」
京都・清水道 (3月15日)
京の夜
清水坂から産寧坂をあなたに寄り添い歩く夜
二年坂では手を繋ぎ一年坂を通ってねねの道
花灯路があなたと私の足元照らし心を照らす
「寒くないかい?」
「寒くないよ」
あなたがいるから寒くない
あなたに包まれ私の心は温かい
ここで一服 京の夜
甘酒飲んで灯りの中で確かめたいの
やっと逢えたこと あなたの顔見て確かめたいの
夢でないよと確かめたいの
神戸空港 (3月16日)
旅立ち
三月は別れの季節
それぞれが今いた場所に別れを告げ
新しい旅立ちをする
不安と戸惑いの中で夢と希望が交差する朝
君は新しいスタートラインを引く
「さあ・・・ 出発だ!」
人生は別れと出会いの繰り返し
何度でも新しいスタートラインに立ち
何度でも旅立ちが出来る
老いも若きも今が旬
それぞれがその場所で美しく咲いている
大阪市立長居植物園 サンシュユ (3月17日)
弾ける心
春の訪れを
真っ先に知らせてくれるのは草木や花たち
足元にも頭上にも春の使者たちがいっぱい
風に乱れる髪を押さえ
ふと空を見上げたらサンシュユの花盛り
つぼみが弾けて踊り子のように跳ねる
私は一枝折って家に連れて帰りたくて
この子と一緒に春を感じたくて
ああ・・・ やっと来た やっと春が来た
今 弾ける心と共に
この喜びを真っ先にあなたに知らせたい
大阪環状線 天王寺駅 (3月18日)
春を探して
春探しの列車に乗りましょう
行き先未定の気まぐれ乗車
サンドイッチにおにぎり
あなたの好きな卵焼きにタコウインナー
私の好きな海老フライにきんぴごぼう
バスケットいっぱいのご馳走が出来た
さあ・・・ 出発よ
お花畑が見えたらその駅で降りましょう
そこが私たちの春らんまん
春を探して・・・・
どこまでもどこまでも走る列車
映画「子ぎつねヘレン」より (3月19日)
友達
僕と君は友達
これからもずっと友達
僕が君の目になって美しさを伝える
僕が君の耳になって風の音を聴く
僕が君の声になって喜びを伝える
僕は君のそばにいる
これからもずっとそばにいる
君がいなくなっても忘れない
僕たちは永遠に友達
阪神高速道路 (3月20日)
心も走る
アクセル踏んで 時速120キロ
猛スピードで突進して行く
車が走る 心も走る
サイドシートにはブルーの箱に白いリボン
誕生石のピアスが入っている
長い黒髪に見え隠れする君のピアスが好き
アクセル踏んで 時速120キロ
スピード違反で捕まれば
どんなことしても逃げてくる
君の住む街へ 僕は走る心も走る