November . 3
BGM  恋心
今月の「マドンナの夢ギャラリー」のBGMは
オズワルド氏作曲のMIDI「恋心」です
素敵なMIDIと共にお届けするこのギャラリーは
私からあなたへの愛のメッセージです
                 Madonna
住吉区帝塚山 プロットビル  (11月21日)
  2006年・紅葉便り パート1
              けやきの下で


けやきの下で秋が来るのを待っていた

紅葉のグラデーションを楽しみながら
けやきの下のカフェテラスで
あなたの来るのを待っていた

幾日も幾日も待ち続けけやきは
緑から黄色・・・そして紅く変わってゆく
変わらないのは私の気持ちだけ

ねえ・・・
あとどれくらい待てばあなたは来るの?
ホットコーヒーがすっかり冷めてしまったよ
京都・東寺 世界遺産  (11月22日)
      2006年・紅葉便り パート2


京都のシンボルである五重塔は焼失と再建を繰り返し
現在 五代目の五十塔は
1644年に徳川家光が再建したもので国宝に指定されている

平安京の景観を偲ばせる唯一のよりどころでもあり
文化財を数多く伝え 世界文化遺産である
高さは57メートルあり日本の古塔では最も高い

また境内では毎月21日に弘法市が開かれていて
昨日はその賑わいをも十分に満喫してきた

銀杏やけやきやもみじ 色とりどりの紅葉を楽しむことが出来る

               
京都・詩仙堂  (11月23日)
        2006年・紅葉便り パート3


徳川家康のもとを離れた江戸時代初期の文人
石川丈山が余生を送った草庵で回遊式の庭園は実に美しい
丈山が考案したといわれる「鹿おどし」の音が白砂とツツジや
山茶花を配した唐様庭園に響き渡ると趣深く風流である

庭専用の草履に履き替えて庭をめぐれば四季折々の花が楽しめ
石川丈山のセンスがいたるところに感じられる
春のツツジと秋の紅葉は格別の美しさである
京都・曼殊院門跡  (11月24日)
       2006年・紅葉便り パート4


もともと比叡山にあった曼殊院門跡は移転を繰り返し
1656年に現在の地に再建された
枯山水の庭園が美しい洛北屈指の名刹

江戸時代初期の書院建築である大書院や
桃山時代に狩野永徳が描いた虎の襖絵がみごとな虎の間
また繊細な菊の欄間など見どころが多い

真っ赤に燃えるもみじの前ではカメラを向ける手が震える

京都・金福寺  (11月25日)
        2006年・紅葉便り パート5


金福寺はバス停・一乗寺下り松町から徒歩10分
松尾芭蕉と与謝蕪村にゆかりのある俳句の聖地として有名

舟橋聖一の小説「花の生涯」のヒロイン
村山たか女の終焉の地としても知られている

境内にある芭蕉庵は松尾芭蕉が度々訪れたことから名づけられ
また現在の庵室は与謝蕪村一門が再興したもので
しばしば句会が行われていた

他にも蕪村の墓や蕪村直筆の「芭蕉翁像」もあり
金福寺は俳人ゆかりの寺として親しまれている

門をくぐったところのもみじの落葉に人の一生を重ね合わせ
儚さと切なさとこの世の無常を感じる
京都・金閣寺 世界遺産  (11月26日)
     2006年・紅葉便り パート6


金閣寺は正式名を「鹿苑寺」(ろくおんじ)という
金箔が施された鏡湖池畔に立つ舎利殿を
室町時代から人々は「金閣」と呼んでいた

応仁の乱ではほとんどの建物が焼け落ちたが
金閣だけは残った
けれど昭和25の放火により炎上
現在の金閣は昭和30年に復元されたもの

衣笠山を借景に金箔を張り巡らせて造られた金閣と
美しい庭園は極楽浄土をこの世に現したと言われている

春のつつじと秋の紅葉は特に美しく
外国人観光客も数多く訪れる名刹である


京都・龍安寺 世界遺産  (11月27日)
     2006年・紅葉便り パート7


「苔の西芳寺」に対して「石の龍安寺」といわれ
日本を代表する禅の名庭でる
その石を一目観ようと訪れる拝観者は跡を絶たない

75坪ほどの庭には草木は一本もなく
波形を入れた白砂が敷きつめられ大小15の石が
向かって左から右へ 7 5 3の石組に配されている

この庭は「禅の悟り」を表現していて
無限の教えを声なく語るといわれている
作庭の時期や作者などは不明と謎も多い

鏡容池の周りにはさまざまな花木が植えられていて
秋の紅葉もたいへん美しい

京都・仁和寺 世界遺産  (11月28日)
       2006年・紅葉便り パート8


888年に宇多天皇が建立した真言宗御室派の総本山で
その後 歴代の皇子が門跡を継いだ門跡寺院としても有名

仁王門を抜けて参道をまっすぐに歩いて行くと
朱色の鮮やかな中門があり
右に五重塔 左に有名な御室桜とまさに両手に花
その奥に本尊阿弥陀如来が安置された国宝の金堂がある

広大な境内は御室御所跡として史跡に指定され
国宝や国の重要文化財の建造物が建ち並び
平成6年に世界遺産に登録された

霊明殿の前の真っ赤なもみじが今も心に残り離れない




大阪城公園  (11月29日)
         2006年・紅葉便り パート9


大阪市内のほぼ中央に総面積107.7ha という広大な広さで
都会に潤いを与える「大阪城公園」は庶民の憩いの場

大阪城天守閣を中心に文化施設や庭園が整備され
敷地内ではイチョウ モミジ サクラ ハゼなど1万本以上が紅葉し
豪快な天守閣や石垣をバックに訪れる人々の目を楽しませている

西の丸庭園の高い石垣と
大阪ビジネスパークの超高層ビルがみごとにマッチしている
約1キロのイチョウ並木を散策する人ジョギングする人と様々で
冬の訪れが間近な大阪城公園である


御堂筋の銀杏・大阪中央区  (11月30日)
    2006年・紅葉便り パート10


私が最も好きな大阪は晩秋
琥珀色のトレンチコートを着て
トパーズのネックレスをして大人の装いをする

大阪市の大動脈の御堂筋は
地下には地下鉄御堂筋線がひた走る
ここは大阪のど真ん中

御堂筋の銀杏並木は淀屋橋から難波の間
御堂筋沿いに4列に植えられていて
その距離は南北に全長4km
道幅は4.4kmで南行きの一方通行の6車線
その間を889本の銀杏が植えられている

御堂筋の銀杏に四季を感じながら大阪商人は暮らす
「儲かりまっか?」 「ぼちぼちでんねん」

御堂筋の銀杏が落葉すると大阪に木枯らしが吹く