大阪城公園 (3月1日)
早春の詩
弥生三月水ぬるみ 風は少し冷たくも
私は友と語らいて 笑顔の中春の風感じる
梅が咲いて 桃が咲いて 桜が咲く
一日ごとに陽射しがやわらかくなり
こんなところでタンポポを見つけて喜んで
春はやっぱり待ち遠しくて愛しくて
弥生三月
春と呼ぶにふさわしい季節の到来
(3月2日)
市松人形
君は私の分身なり
君は私の身代わり人形なり
この子がうちの来てからは
私の苦しみは半分になり
喜びは二倍になった
苦しいことは半分背負ってくれた
嬉しいことは一緒に喜んでくれた
明日はひな祭りだ
私と一緒に女の節句を祝おうよ
これからも私のそばにいておくれ
これからも私を守っておくれ
(3月3日)
ひな祭り
健やかに育てと願う 親ごころ
赤い毛せんの上 お内裏さまとお雛さま
ともに飾れば幸多かれ
ただ君に幸多かれと祈るひな祭り
真っ直ぐに育ってくれたことが嬉しくて
思いやりと素直な心を忘れずに
人としてのモラルを守って
素敵な女性としてこれからも生きて
君は今 眩しいくらいに輝いている
東大寺二月堂 (3月4日)
東大寺二月堂・修二会
奈良・東大寺二月堂の修二会(お水取り)が
1日から本行に入った
長さ6.5メートルのお松明を
世話役の童子が担いで二月堂の石段を登り
行に向かう連行衆の足元を照らす
お松明は全部で10本 観客が見守る中
燃えるお松明が古都の夜空を照らす
はらはらとこぼれ落ちる火の粉は
まるで桜の花びらが舞い落ちるかのようだ
お水取りが終わるとようやく春が訪れる
関西国際空港 (3月5日)
逢瀬
出発までのわずかな時間
ここであなたと肩を並べて愛を確かめたい
あなたは東へ・・・ 私は西へ・・・
行くところも帰るところも違う二人
たった数分間
ここで交わることを神様は許してくれた
思い出ができたなら
私は定刻通りにフライトできる
あなたに愛されたなら
私は別れを告げて異国の街へと旅立てる
ロイヤルホスト (3月6日)
記憶
ねえ 覚えている?
ママと昼間よくここに来たこと
君はお子様ランチ ママは日替わりランチ
ランチが終わると君はチョコレートパフェ
ママはレモンティー
それは君とママとのファミレスランチ
いつも決まったこの席は
午後から西日が差してブラインド
君とママの時間はたっぷりあって
ママがお茶をお変わりする間
君はゲームボーイをしていたね
ねえ 覚えている?
あの席は君とママの指定席だったこと
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (3月7日)
臆病な春さんへ
早春の風は気まぐれで
三寒四温を繰り返し 春がやってくる
「春さん 春さん 今どこに?」
もう待ちきれないと駆け出した
仲間と一緒に駆け出た
橋のたもとで足ふみしている春さんを
みんなで迎えに来ましたよ
さあ 私たちと一緒に
今日は楽しい一日過ごそうよ
大阪城公園 (3月8日)
6年3組
僕たち6年3組の仲間だよ
あとわずかで卒業なんだ
春の遠足・・・ 夏のプール・・・
秋の運動会・・・ 冬の学芸会・・・
楽しい思い出がいっぱい出来た
春は別れの季節
そしてまた春は出会いの季節
水ぬるむ春
水面に太陽がキラキラ反射する
春は輝きの季節でもある
ホテル・モントレ大阪 (3月9日)
誓い
今 神様に誓えることがひとつあります
あなたを慈しみ ・・・
あなたを敬い ・・・
あなたを愛すること ・・・
どんなに苦しい時が来ても
どんなに哀しい時が来ても
どんなに辛い時が来ても
ずっとあなたのそばにいさせてください
こんなにも人を愛したのは初めてです
今 神様に誓えることがひとつあります
私の愛は永遠に変わることはありません
菜の花・長居植物園 (3月10日)
テレパシー
菜の花畑の中に咲く1本の菜の花
その1本の菜の花の中の1枚の花びら
その花びらこそが
僕をひたすら待ってくれていた花びら
幾千もの中から僕たちは運命的な出会いをした
偶然ではなく神様が決められた必然
僕はテレパシーを感じて君の許へと急ぐ
愛の調べを奏でる君に 僕は酔いしれる
やっと辿りついた君の花びら
今 愛しさでいっぱいになる