グランドゼロ 2002年撮影 (9月11日)
グランドゼロ
もともとニューヨークには
「グランドゼロ」という地名はなかった
2001年9月11日
ワールドトレードセンターの崩壊は
世界中に衝撃と憤りを与えた
人々は決してこの日を忘れてはいけない
日本人が「広島や長崎の日」を
永久に胸に刻んで生きているように
堂島 ポテンツィアーレ アル チェントロ
(9月12日)
魔法のカプチーノ
秋風を感じたからカプチーノを入れた
これを飲むと私の虜になるという
魔法のエッセンスを入れた
だからカプチーノのデザインはハート
スプーンでかき混ぜると
おまじないの効力が消える
50/50 の確率 チャンスは1回
ファーストチャンスでありラストチャンス
私の心臓の音があなたに聞えてしまう
今 あなたがカップに手をやった
魔法のカプチーノは私の味方か
ホテルアンビエント堂島 (9月13日)
指定席
窓辺に置いた椅子がひとつふたつ
誰か一緒に座ってくれませんか?
秋はなぜか寂しくて寂しくて
一人でいると泣けてくる
私の話を黙って聞いて
あなたのこともっと知りたいわ
ここは私たちの指定席
私の長い髪を撫でながら
私とひとときの秋を共有して
京都・鴨川 (9月14日)
鴨川にて
流れる水は絶えずして元の水にあらず
覆水盆に返らず
今更どうにもならないことだけれど
人生には悔いることがいくつかある
それも背負っての我が人生
それがあってこその我が人生
流れる水は絶えずして元の水にあらず
覆水盆に返らず
鴨川の流れに諸行無常の哀しさをみる
ヒルトンプラザウエスト (9月15日)
秋の日
イチョウが黄色く色づくのはいつでしょう?
モミジが紅く染まるのはいつでしょう?
今年もすぐに秋が深まって
艶やかな秋色を届けてくれる
銀杏並木を歩くと思い出す光景がある
「お兄ちゃん」としか呼べなかった人のこと
夕暮れの校庭の銀杏並木を二人で歩いたっけ
あの人はイチョウの葉を一枚拾って
私のゲーテの詩集に挟んでくれた
今でもゲーテの詩集は本箱の一番上の棚
お兄ちゃん 今 元気で暮らしていますか?
ペチュニア 自宅 (9月16日)
秋風感じて
優しいふわふわの雲が流れて
とても心地よい風に振り返り
やっと 「秋さん こんにちわ」
夏の間 私を癒してくれた花たちいろいろ
どんなに暑くても毎日新しい命の誕生
台風にも負けないで咲いた子
体温並みの暑さの日に咲いた子
みんなみんな 「ありがとう」
まだまだがんばれるよね
今朝は水遣りしながら秋風感じたよ
私のところにもやっと秋が来たよ
大阪四季劇場 (9月17日)
葛藤
ここまで来て躊躇う私がいた
シンデレラは王子さまに会っていいものかと
会えば恋の虜になって今以上に苦しくなる
現実の世界での苦しみと夢の世界での苦しみと
現実の世界での喜びと夢の世界での喜びと
王子さまを現実の「男」にしていいものかと
シンデレラは絵本の中から飛び出して来た
もう二度と絵本の中には戻れない
24時には魔法がとける
私は生身の女
だからどうしても王子さまと踊りたい
9月18日
中秋の名月
昔 天の神様が旅人の姿になり
猿とキツネとうさぎに食べ物を請うたところ
猿は木の実をキツネは魚を旅人に差し出した
何も採れなかったうさぎは
「どうか私を食べてください」
そう言って火の中へ飛び込んで行った
天の神様はそのうさぎを哀れに思い
月にその姿を描いたという伝説
そんな勇気あるうさぎが好きで月を観る
今夜はそのうさぎが最も美しく輝く十五夜
JR和歌山駅 (9月19日)
ニャンの家
目の前を2匹のニャンが通った
ママのニャンとまだ小さなボクのニャン
「おいで」と言ったけれど少し怯えて走って行った
ニャンの親子よ
こんな可愛いおうちが出来たよ
とんがり屋根の赤と白は愛と平和の色
ここに戻っておいで
大丈夫だからこのおうちで暮らしなさい
人間って悪い奴よりいい奴の方が多いんだ
怖い奴より優しい奴の方が多いんだ
冷たい奴より温かい奴の方が多いんだ
だから君たちの「ニャンに家」に戻っておいで
(9月20日)
空の日
9月20日は「空の日」だ
昭和15年に定められた「航空の日」は
その後「空の日」と改称され親しまれている
「空の日」のキャッチフレーズは
航空の楽しさと限りない可能性を表す
「もっと感動 空はフロンティア」
国土交通省航空局は空の安全を確認しながら
たくさんの夢を翼に託して世界へと羽ばたく
離陸から着陸までの人命の安全を第一に考えて
快適な空の旅が出来るようにと
ただただ空を見上げて祈るだけ