京都・嵐山 (6月1日)
ノアの箱舟
箱舟に乗った善良な人たちは
彷徨いながらどこへ降り立つのか?
私もまた迷える子羊
一番大切な人だけを箱舟に乗せて
未知の世界へと船出したい
私たちの上にはきっと七色の虹が架かる
セキチク・長居植物園 (6月2日)
雨の日
雨だから・・・
少しきれいに化粧して
少し明るい洋服を着て
虹色のアンブレラをパッと広げて出かけよう
虹色のアンブレラの下
私はピンクにときめいて時を待つ
あと5分
次の電車であなたが来る
ヒルトンプラザ・ウエスト (6月3日)
灯り
泣かないで・・・
私が灯りを点してあげる
あなたは一人じゃないからね
私があなたを守るから
あなたは迷わず怖れず進んで行って
いつも灯りを点してあげたい人がいる
途方に暮れて立ち止まったなら
肩を抱いてあげたい人がいる
私があなたの心を闇にはさせない
だから安心して信じた道を進んで
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (6月4日)
私を探して
ねぇ・・・ 私がどこだかわかる?
ねぇ・・・ 私を探して
そして私をここから連れ出して
私色の風を感じて
私のささやく声に耳を傾けて
私の香りはカルミアの花
あなたはきっと私を見つけてくれる
私はあなたしか見ていない
ヒルトンホテル大阪 (6月5日)
無題
シェフによるお任せ料理
自分が選ぶ好みの料理
あなたはどちらのコースで食事をしますか?
与えられたことを忠実に守り進む人生
何度も岐路に立ち自分の直感で進む人生
私の人生はどちらだろう?
メニューを見て決めるのもいいけれど
たまにはすべてシェフに任せて
何も思わず何も考えず・・・
ただ舌の上でまろやかさだけを感じたい
クジャクサボテン (6月6日)
紅い花
母でなく 妻でなく 娘でもない
紅い花は女として咲いた花
子ではなく 夫ではなく 親でもない
紅い花は男に認められたくて咲いた花
そんな女の気持ちわかりますか?
わかっていながら知らぬふり?
あなたはいつもズルイ男(ひと)
愛・地球博 長久手日本館 (6月7日)
風の詩
風の色はどんな色?
風はどこから生まれてくるの?
不思議の国の森の中
生まれたての風がサーッと吹いて行った
私はその風にメッセージを添えて
あの人に届けてと言った
そしてあの人の心も体も元気にしてと
そんなお願いをした
リーガロイヤルホテル (6月8日)
桃色ケーキ
あなたと暮らすその家の
お庭に小さなベンチを置きましょう
お庭は私の好きな桃色花壇
確かめた愛の数だけ花が咲き
ひとつ ふたつ みっつ よっつと数える私
やがて可愛いベイビーが桃色花壇で踊りだす
花と一緒に踊りだす
そんな未来予想図の
楽しいケーキが出来上がり
これがジューンブライドが夢見た
幸せの桃色ケーキ
関西国際空港 (6月9日)
出発
毎日が新しい出会い
毎日が新鮮な感動
今日と同じ明日は一日もない
人生はリピートではない
自分で切り開いていくもの
自分でチャレンジしていくもの
生きているって素晴らしいこと
そう思いながら今日もフライトしてゆく
長居植物園 (6月10日)
てんとう虫の詩
背中に七つの星があるてんとう虫は
七つの不思議を持っている
子供の頃
七星てんとう虫は七つの願いごとを叶えてくれる
そんなことを本気で信じていました
けれど私の願いはたくさんありすぎて
もっとたくさんの星のある子を探してた
大人になることは
夢をひとつずつ捨てることなのだろうか
今は小さな願いがただひとつ
平凡な毎日が過ごせるようにと祈るだけ