（2月11日）
週末の携帯電話
あなたとの思い出がいっぱい詰まった携帯電話
着信音は同じ「愛の歌」
着信する度に同じメロディーの中にいる
週末の25時
いつも決まって届くあなたからの着信コール
他愛もないおしゃべりをして時が流れてゆく
こんなに近くにあなたの鼓動が聞こえるのに
地図ではほんの数センチの距離なのに
あなたは遠くて刹那の時間が流れる
けれど週末の25時は
あなたと私の点と線が結ばれる時間
ハービス・エント （2月12日）
真実の階段
時々この階段を上って行っていいのかと
迷う時がある
信じて上っている階段だけれど
実は私の上る階段は
別の階段だったかもしれないと
分かれ道に来ると自分の勘を信じて進んで来た
私の勘は正しかった
いつも他愛なく いつもほのぼのと いつも愛されて
何かが物足らないとしたらそれは不満がないこと
朝が来ればまた一段上ってゆく
私は何を求めているのか
人にはそれぞれの運命があって
決められた方向に進んでゆくだけなのに
関西国際空港 （2月13日）
おやすみなさい
最終便の着く時間をいつも待っている
あなたが帰るまで私は眠れない
あなたがこの場所に戻って来た時
やっと私の一日が終わる
お疲れさま そしてご苦労さま
その言葉をあなたに告げると
私は安堵に包まれて眠りに就く
「おやすみなさい」
今夜もあなたにそう言って目を閉じる
（2月14日）
Ｓt.Ｖalentine's Ｄay
今年もあなたに贈るスペシャルな想い
メッセージカードにはたった一言
「Ｉ Ｌove You」
溢れる想いをミルクチョコにくるんで
幾千ものハートを箱に詰めた
これが私のピンクな想い
あなたに出会ってときめくハート
今日は 「Ｓt.Ｖalentine's Ｄay」
ヒルトンプラザ・ウエスト （2月15日）
大切なもの
大切なものをしっかり守って
夜には花びらを閉じ 朝にはまた花開く
あなたの大切なものは何？
地位？ 名声？ 財力？
いえいえ・・・・
もっと他に大切なものがある
年を重ねてゆくと
何が一番大切なのかが見えてくる
ノースボール （2月16日）
白い花
母さん 白い花が咲いたよ
春を待てないせっかちな白い花が咲いたよ
白い花を見ると
私は母さんの真っ白い割烹着姿を思い出すよ
お台所にいる時はいつも白い割烹着を着ていたね
母さんの作る料理はみんな蕩けるような味
どうしてこんなに美味しい煮物が出来るのかと
今でも私は母さんの味を越えられずにいるよ
早く元気になって
もう一度あの煮物の味付けを教えてよ
母さん 白い花が咲いたよ
母さんのような真っ白い花だよ
（2月17日）
Ｓtrawberry.22
学生の頃 あるラジオの深夜放送の番組に
リクエストはがきを出していた時がある
その時 私が使っていたハンドルネームが
「Ｓtrawberry.22」だった
たくさんの詩を書いて投稿した
人生を真っ直ぐに見つめ疑問を投げかけた
恋をしてその想いを綴った
そしてはがきには必ずいちごの絵を描いた
それがディスクジョッキーの人の心を捉えた
はがきを出す 放送される 何度も繰り返され
そんなシーソーゲームが1年以上続いた
今でも時々いちごを見ると
１枚のはがきに青春を綴った私を思い出す
帝塚山・ボネール （2月18日）
早春のおしゃべり
あなたのために特別席をリザーブしたわ
今日は私たち素敵におしゃれしてフレンチしよう
「ちょっとおひさしぶりね」
お互いの近況を話して 子供の話をして
ファッションや美容の話をして
グルメや趣味の話をして 芸能界の話をして
私たちの未来を話し合った
どんなに年を重ねても素敵に生きようと
どんなに時が流れても仲良しでいようと
ひさしぶりの友人とのおしゃべりはとてもご馳走だ
ラピート・関西空港駅 （2月19日）
夢を乗せて
国内3番目の本格的な国際空港
中部国際空港が17日午前0時に開港した
展望風呂あり 結婚式場あり
街並みはまるでテーマパークのようだという
名古屋駅から名鉄特急で28分
夢を乗せて空港駅まで直走る
空港特急・ラピートが到着する関西空港駅は
関西国際空港の旅客ターミナルに直結している
電車を降りればそこはもう空港
駅コンコースからダイレクトな出発ゲートへ
ラピートもまた夢を乗せて空港駅まで直走る
（2月20日）
あなたの星＆私の星
愛しさと切なさと寂しさの数珠球を
チェーンに繋いであなたの星に届けよう
宙に輝く満天の星
けれどあなたの星が見つからない
だから伝わらない私の想い
それならば
あなたがこの数珠球を持った私を見つけて
出逢ったことが運命ならば
きっともう一度あなたと私は出逢えるはず
この数珠球はあなたへ偽りのない想い
この数珠球は私の命の温もり
