バースデー (4月22日)
今日はマドンナのバースデー。
生まれて来たことに感謝して、産んでくれた母には
もっと感謝して、今日を祝いたい。
誕生日だからといって何か欲しいわけでもない。
昨日と同じ今日であればいい。
非凡でなくて平凡に、退屈すぎるような平凡がいい。
ささやかなプレゼントに、いちごのショートケーキ。
不器用なサリーがアレンジメントしてくれて、
素敵な銘柄のワインも見つけた。
それだけで充分にハッピーなバースデー。
マドンナ生家 (4月27日)
1泊で帰省して来た。 今日はとっても
いいお天気で、庭に座って母とひなたぼっこした。
スズメが鳴き、蝶が舞い、てんとう虫も見つけた。
隣家の軒には今年もまたツバメが戻って来た。
裏山は相変わらず悠悠としていてマドンナを
包み込んでくれる。
このカメラで何度生家を撮ったことだろう。
どんな名画より、どんな素晴らしい写真より
マドンナにとって重みのある1枚。
無人 (4月27日)
のどかで人はみな優しくて明るい。 和歌山の風土が人々の心を
そうさせるのだろうか? 都会では考えられないほのぼのとした場所を
見つけた。 その名も「無人」。 畑で採れた自家製の野菜や果物や花を
販売している。 販売員はいない。 無人。 野菜や果物はどれでも100円。
花は150円。 購入するとお金を設置した箱の中に入れる。
都会では賽銭泥棒さえいる時代に、信じられない光景だ。
「ふと魔が差して、お金を入れないで持って帰ったりしないのだろうか?」
と母に尋ねた。 母は「無人には神様がちゃんといなさるから」と言った。
「なるほど・・・」と思った。 そんな有田が好きだ。