別れ (3月27日)
友人がご主人の転勤でこの地を去った。
出会いがあるから 別れがあるのだと思うけど、
分かっていながら寂しい。
春を待ちわびて、長い冬眠から覚めたように
やっと春が来て、心弾ませていた矢先の知らせだった。
今年もまた桜を愛で、若葉を愛で・・・と
楽しい計画はいっぱいあった。 春の別れは寂しい。
けれど知らない土地に行く友人の方がどれだけ
不安で心細いかを思ったら、何も言えずに
笑顔で 「さよなら」を言った。
素敵な友情と一緒に、小さな置きみやげを
置いて行った。 大切にしょう。
頂いたティーカップにダージリンを入れて、
ブランデーを落とした。
そして友人ファミリーの「新しい門出」を心から祈った。
エケッコー君 (3月20日)
ボリビア・ペルーのアンデス地方の原住民の間で、「エケッコー」と呼ばれる人形が
「福の神様」として大切にされている。 食べ物、車、家、お金などを首にぶら下げて、
原住民の毛糸の帽子をかぶった愉快な人形。 これは人形の持ち主が欲しいと
思うもののミニチュアを付けているようだ。 火曜日と金曜日にタバコを吸わせると喜び、
マルボロがお気に入りで、特にメンソールが大好きだとか。
恋の願いごとは、紙をハートに切り、好きな人の名前を書いて首にぶら下げて、
タバコを吸わせてからお願いすると、その相手との恋が成就するらしい。
ホワイトデー (3月14日)
ホワイトデーが近付くと、デパートの女性用品を
扱っている売り場は男性客で賑わう。
奥様が小物を大量に買って行かれるのは、
義理チョコのお返しだろう。
ホワイトデーなるものが出来た頃は、本命でも
たいていマシュマロやキャンデーと相場が
決まっていた。 けれど最近のホワイトデー事情には
かなりのギャップがあるようだ。
ティファニーやグッチ、4℃などの売り場は、
若い男性客であふれている。
恋人の手作りチョコのお返しが ティファニーのリング?
これってもしかして100倍返し?
ああ男性軍はたいへんだ!!
イカナゴ (3月13日)
今年もまたイカナゴの季節が来た。
春が来たのが嬉しくて、イカナゴのくぎ煮を買いに走る。
そんなマドンナに、毎年届けてくれる友人がいる。
今年もまた 「彼女のイカナゴ」が届いた。
彼女はこの季節、たくさんのイカナゴを炊いて、親戚や
友人・知人に荷造りして送られると聞いた。
その優しさがくぎ煮の中に詰まっている。
彼女の炊いたイカナゴは、どこのお店で売っているものよりも
きれいで、美味しい。
元気の出るCD (3月30日)
友人がCDを届けてくれた。 これはただのCDでは
ない。 自分で作ったオリジナルCDだ。
パソコンを使い、独学でこんな素敵なCDを作ってくれた。
季節の桜模様に、「元気の出るCD」と書いてある。
友人らしくて微笑んだ。 3曲入っていた。
宇多田ヒカルの 「COLORS」。 いい曲だ。
彼女の切ない高音が大好きだ。 心に響く。
中島みゆきの 「地上の星」も入っている。
この曲を聴くと、「ヨッシャー! がんばろう!」って
気になってしまう。 力強い歌声に引かれる。
そしてこれこそ本当に元気が出た。
モーニング娘の 「ひょっこりひょうたん島」。
子供の頃、「ひょっこりひょうたん島」を毎日観てた。
そして今だに この曲の歌詞を覚えているのはなぜだろう。
ひょっこりひょうたん島の曲に合わせて肩こり体操をして、
最後は踊ってしまった。
ただのCDではない。 本当に元気の出るCDだ。
まるで魔法にかかったようだ。