独り言 
11月
今日から11月
今年もあと2ヶ月だとしみじみ思った
朝からイラクで殺害された香田さんのニュースに
テレビの前に座り込んでなかなかエンジンがかからなかった
ここでもう一度ご冥福をお祈りしたい
月曜日の主婦は忙しい
定番のお決まりコースの月曜日
BK→郵便局→スーパーマーケット
20年ぶりに今日新しい紙幣が登場した
野口英世・樋口一葉にちょっと感激した
女性で初めて紙幣になった一葉はやはり嬉しい
AM11:00にATMから新紙幣が一斉に出て来た
少し並んで引き出した
郵便局へ書留を送りに行ったらもう年賀状が販売されていた
自分の気持ちを急かすためにも必要な枚数を買った
アッという間に午前中が過ぎた
時間の経つのが怖いほど早くに感じられてならない
朝からの頭痛が止まらず薬を飲む
月曜日だというのに不規則な生活のたたりかな?
                           (11月1日)
我が家にはホームドクターが二人いる
先日息子が風邪を引いた時にお世話になった
ぺロぺロキャンディーとヤクルトをくださるおじいちゃん先生の医院
「お注射しておきますか?点滴しますか?」
・・・なんてこちらの意向を聞いてくださる若い先生の医院
そのほのぼのさが好きで通院する
近くに素晴らしいドクターがいるということは心強い
夜 大分県に住む友人のドクターから ちょっと嬉しい報告があった
全国の名医リストに名前が載ったそうだ
「日経メディカル」という雑誌の
「全国優良病院ランキング・全国の腕利き医師600人」のリストに
名前が掲載されたそうだ
もちろん大分県では彼一人の快挙
何だか嬉しくなって一緒に舞い上がってしまった
来月には退職して来年1月に開業される
病院にとっても素晴らしい置きみやげではないか
彼の人柄も評価されてのことだろう
開業されても地域医療のドクターとして
きっと名医であり続けるだろう
地域医療の名医とは
どれだけ患者さんの心のケアが出来るかにもかかる
彼なら腕利きと同時にそれが出来る人だ
これから彼の存在はきっとその地域にとって
大きな財産となるだろう
              (11月2日)

朝から母を見舞いに行くつもりで支度をしていたら
娘が起きて来て
今日の予定がキャンセルになったから一緒に行くと言ってくれた
久しぶりの娘とのドライブ
快晴の高速道路はとても気持ちがよかった
不意の訪問に母は驚いて 喜びを隠しきれない
とても嬉しそうな顔 に娘も「来てよかった」とつぶやいた
帰りに和歌山市にある「紀伊風土記の丘」に立ち寄った
秋の空気を体いっぱいに感じた
今日の日曜日も家族はそれぞれに忙しく
ダーリンはAM5:00の渡船で沖に出て釣りをするため
お友達と暗いうちから出かけた
そして息子は休日出勤だった
どんなにバラバラな行動をしていても夜にはひとつ屋根の下
家族とはいいものだと思う時だ
夜 4人で近くの温泉へ行った
露天風呂に入ると夜風がとても心地よかった
ラウンジで夕食を食べて一日が終わった
テレビでは終日 アメリカの大統領選挙の報道
僅かな差でブッシュ氏が大統領になった
吹く風は変わらないのだろうか?
                  (11月3日)

今日の大阪はとってもいいお天気だった
たくさんのお洗濯をしてシーツも洗って気持ちいい一日だった
午前中掲示板のレスをしていたら友人からメールが入った
「ランチしない?」 「うん いいよ」
「どこにする?」 「どこでも」
ねばれるからという理由でファミレスに決まった
日替わりランチにドリンクバーをつけると ドリンクはお変わり自由
それで何時間もねばるのだから図々しい
久しぶりのおしゃべりは楽しくて世間話に花が咲く
子供たちはすっかり大きくなって右往左往していた頃が懐かしい
大人になればみんな同じほどの幸せの中にいられるのに
あの頃 どうして他人と比べたり無理強いさせたのだろう
もう一度子育てするならもっと奔放に育てたいね
そんなことを友人と話すようになった
価値観がそれぞれ違うように 幸せの感じ方もみんな違う
「私たちやっぱり幸せな人生だよね」
そう話しながら何杯目かのドリンクをお変わりした
私の友人は白黒はっきりつけたがる人は少ない
みんなファジーで少しアバウトで屈託がない
だから私は彼女たちといても疲れないのかもしれない
知らない大阪で30年近い間に ずいぶん助けられて生きて来た
これからも素敵な人生を送りたいと思う
                     (11月4日)
ギャラリーに「うちの子記念日」と題して梅のことをアップした
実は11月5日はもうひとつお祝いの日でもある
息子のバースデーなのだ
5年前の今日バースデーだからと思って大阪天満宮へ行った
そして梅に出会い ここでこの仔猫を見捨てたら
きっと学問の神様が立腹されるだろう
そんな想いもあって梅がうちの子になった
息子は今年から社会人になったけれど バースデーにはお祝いをする
もちろん特別にご馳走は作るけれど それとは別にプレゼントだ
娘はいつも記念の品ものを欲しがり 息子は現金が欲しいと言う
「うやむやに使ってしまわないで何か買いなさい」と言うと
今年は「アイポッド」が欲しいらしい
「アイポッドって何?」って聞くと「アイポッド知らない?」って言われた
情報は子供たちから収集することが多くなった
ダーリンと私のお財布は別なのか
お祝いの現金をダーリンから私から娘からもらっていた
「これでいいのが買える サンキュー!」
そう言って夕食が終わると 地元の仲間と繁華街へ出かけて行った
主役のいないリビングで食べるバースデーケーキ
母親にとって男の子はつまらない存在だ
                        (11月5日)

午後からダーリンと梅田のヘップナビオで映画を観た
今日封切りされた韓国映画 「オールド・ボーイ」 だ
「おまえは誰だ!なぜ俺を15年も監禁した!」
こんなキャッチフレーズで始まったこの映画は
最後まで目が離せなかった
15年の監禁から解放された男の復讐劇の裏に
哀しい真実が隠されていた
物語の展開は速く独創的なストーリーに満足した
ラスト15分は圧巻だった
十分な余韻に浸りながら外に出るともう街は闇の中
梅田と難波に出かけていた娘と息子から携帯電話
「そろそろ映画が終わった頃だから」・・・と夕食のおねだり
ヘップファイブで待ち合わせをして
東通り商店街の居酒屋さんで夕食を食べた
イタリアン・おフランス・中華・無国籍料理と色々あるけれど
私は居酒屋さんで1杯やりながら
いろんな料理を注文するのが好きだ
少し飲んだだけなのにすっかり酔いが回ってしまった
家族といる安心感だと思う 陽気で足取りは軽い
小さな幸せ 素敵な秋の一日だった
                    (11月6日)

知人の告別式に参列した
大正生まれの高齢の方だったが別れとは辛いものだ
17年前に脳梗塞をおこし少し不自由な体で
ヨーロッパへも行かれた気丈な方だった
3年前からは意思の疎通も出来ぬ植物状態に
ご家族や病院側の看護も大変だっただろう
昭和の時代を生き抜いた一人の女性への想いを
淡々と語る喪主の挨拶に涙をそそられた
故人のお元気な姿ばかりが目に焼きついて離れない
人は亡くなるとどこへ行くのだろうか
死ぬことを考えると不安で怖くなる
闇の中へ落ちていくような恐怖を感じるのは私だけだろうか
40歳代・50歳代で亡くなった友人知人をみてきた
志し半ばで突然予期せぬ死が襲って来た
その人たちの人生を思うと無念な気持ちでいっぱいだ
人生には「私に限って・・・」という保障はない
私は最近思う
死とは決して恐れることではないのだと
生まれてくるのも自然の摂理なら死ぬこともまた自然の摂理
先に冥土に行ったご先祖との再会
父や母や叔父や叔母とまた一緒に暮らせるのだ
そう思うと死ぬことが段々と怖くなくなってくる
                        (11月7日)

「マドンナさんのHP素敵ね」
ネットの友人にそう言われるのが一番嬉しい
「マドンナの夢ギャラリー素敵ね」
地元の友人にそう言われるのは照れる
「素敵なHPね」
親戚の人に言われるのは大いに恥ずかしい
「今日久しぶりに会社で見たわ プロフの写真変えた?
上司が見て褒めてたわ」 娘にそう言われた
一番バツが悪いのは家族に見られることだ
朝はスッピンのパジャマ姿で家族を見送り
帰宅する頃 お風呂に入っていればまたスッピンのパジャマ姿
マドンナというおおげさなHNの私が夢の世界を描く
きっと家族は現実の私とマドンナは繋がらないだろう
けれどネットの世界への理解はある
創作活動だと思っているし オフ会へも機嫌よく見送ってくれる
プロフに写真を載せることを家族に相談した時
家族は「お母さんの世界だから」と私の意志を尊重してくれた
結婚して○○家の嫁 ○○さんの奥さん
子供が出来て○○ちゃんのお母さん
そんな呼ばれ方をしていた私が初めて自分の世界を持った
この世界を大切にしたいと思う
               (11月8日)

久しぶりに「母」の「母」をしてきた
日曜日に母の見舞いに行けなかったから5日ぶりだった
昨夜は「会いたい」と催促の電話があった
朝の早いうちにいくと案の定愚痴三昧である
先ずは心臓が苦しい 足が痛い 腰が痛い めまいがする
付き添ってくださっている方が
「お嬢様が来られると 急に痛いところが増えますね」と笑った
今の母に必要なのは優しい言葉 聞いてあげる心
そして何より体に触れてやると安心する
病室にいる間は腰を撫で 髪を撫で 手を握ってあげる
幼子が母の体温を感じると安心して眠りに就くように
高齢の母には今限りなく大きな母性が必要だ
これがどんな点滴よりも効くと私は思っている
昔話をしてやると喜ぶ
未来は不安の種ばかりだから 思い出話がいいのだ
けれどこのひとときは私にとっても至福の時
そう思うまでかなりの葛藤と忍耐がいった
「また明後日来るわ」 そういうとニコッと笑った
ドアを開ける時 私は母を振り返らない
明後日来ると言っても目に涙を溜める母が嫌いだからだ
                               (11月9日)

大阪北区のJR大阪駅前・西梅田に大規模な商業ビル
ハービス エント」が9日オープンした
早速今日友人とワクワクしながら出かけて行った
地上28階地下4階の大きなビルだ
グッチ ティファニー ブルガリ サンローラン コーチ
数々の有名ブランドの店が並んでいた
ここに出店したブルガリはアメリカのビバリーヒルズに次いで
売り場面積が2番目に広い 世界で2番目ということだ
地下街から入るとパリのパサージュをイメージした街並み
自然な光の間接照明が温もりを感じさせ
パサージュの両脇にはファッションや宝飾品 生活雑貨 カフェが並ぶ
5階はダイニングステージ 
庭園を配し 水・石・木の天然素材を利用して素敵な空間を創り出し
そこに拘りの意地を見せていた
関西初出店のお店も並び 食材は世界中の有数産地から直輸入
上質贅沢を尽くしたものであるとされていた
また劇団四季の専用劇場「大阪四季劇場」もでき
NY生まれのジャズミュージックの殿堂「大阪ブルーノート」が
移転しグランドオープンした
「ヒルトンプラザ イースト」 「ヒルトンプラザ ウエスト
「ハービス エント」と商業ビルが並ぶ
これで約20年に及んだ西梅田の再開発は完了した
新しい梅田の誕生だ
            (11月10日)

日記を書き始めて40日が過ぎた
話題のある時はウキウキしながらギャラリーの更新よりも先に書く
けれど書くことのない日は後回しになる
人の一日に話題のない日は一日だってないけれど
日記に書いてHPで公開するとなれば書ける範囲は狭まる
何か面白いネタはないかと新聞を広げる
それでもない時は途方に暮れる
日記はどこまで公開していいのかと迷う時がある
家族を友人を私を囲むさまざまな繋がりを
どこまで書いていいのかと迷い始めるとキリがない
久しぶりに雨の中を帰宅途中に真っ赤な落ち葉を拾った
帰宅してすぐ落ち葉が色あせないうちにと
それに便箋と封筒を添えて写真を撮った
もちろん更新のための準備だ
ここ一週間無休更新をストップさせようかと考えていた
最近夢にまで更新が出てくるからだ
けれど掲示板での温かいお褒めの言葉に
やはりもう少しがんばってみようかと思う
ここでストップしたらもう動けないような気がして怖い
ここに向かう時の自分はとても孤独だけれど
何かを残したいという一途なひたむきさが好きである
                          (11月11日)

文具売り場に来年のカレンダーや手帳が並び始めた
そろそろ私の楽しい手帳選びが始まる
今年はどんな手帳を買って
来年はそれにどれだけのハッピーを記入できるだろうか
暮れに山ほど頂くカレンダーは使ったことがない
せめてカレンダーだけは拘りたいと思うからだ
少し前は「いわさきちひろ」と「星野富弘」のカレンダーを
ほぼ隔年のように購入していたがここ数年ジャンルが変わった
文具売り場には相当面白いものがあるから
そのセンスのよさに惹かれて買ったりしている
昨年はサイトの友人が作った「猫カレンダー」をわけて頂いた
その方が撮られた365日の猫写真は圧巻だった。
さて今年も猫がらみの友人から嬉しいニュースを頂いて早速申し込み
我が家の猫写真を送ると記念日に登録され
それがカレンダーとして配布される
1枚のカレンダーは2000円とリーズナブルなお値段
1匹の猫写真で1枚購入せねばならない
私はリリーと梅を登録したから2枚のカレンダーが送られてくる
友人も猫の数だけ写真を載せたから4ニャンだった
リリーは8月22日 梅は11月5日
365カレンダー」のオールニャン(猫種混在)にリリーと梅が載った
友人も私も微笑んで猫自慢 猫仲間は楽しい
そしてどんなに現役バリバリで働く人でも
猫の前では完全に正気を失ってヨレヨレになるのが不思議だ
                                  (11月12日)
お昼に久しぶりに高校時代の友人に会った
子供が小さい時はもっと会っていたけれど
最近私も含めてどうしてみんな忙しいのかと不思議である
会えばイッキに高校時代にタイムスリップする
そして延々と昔話に花が咲き最高に盛り上がる
難波でランチしてお茶して別れた
夕方娘と天王寺で映画を観る約束をしていた
今日封切りの「海猫」だ
この映画は春からずっと観たいと思っていた
「失楽園」の監督・森田芳光氏の作品だ
禁断の愛を描いた切ないラブストーリー
濡れ場はさすがに森田氏独特の雰囲気の描写
こんな映画を娘と肩を並べて観るのも変だが
彼女のことは一人の女性として認識しているから
平気で性のことでも話が出来る
素敵な関係だと私なりに気に入っている
10月に観た「モンスター」 先週観た「オールドボーイ
そして今日の「海猫」 すべてR指定である
私は何か刺激を求めているのだろうか?
自分で自分を理解できない
次に観たい映画は宮崎駿監督の「ハウルの動く城
美しいアニメの世界にのめり込みたと思う
                       (11月13日)

ダーリンと母を見舞った帰りにホームセンターに行った
たくさんの欲しいものがあったけれど今日は花の土を買った
どうやら私も春咲きの花の苗を植えるつもりらしい
先日 植木鉢の整理をしてたくさん捨ててしまった
だから植木鉢もいくつか買った
頭の中は園芸のことでイメージが膨らむ
桜草やチューリップやビオラを植えて
パンジーのハンギングバスケットもいくつか作って
ポインセチアとシクラメンの寄せ植えもしたい
けれどイメージが膨らんだまま
12月になるまで行動しない私の怠慢
いつも師走の冷たい風の中
「どうして私は今頃こんなことしてるの」
そんな愚痴をこぼしながらやっているのが現状
今年は11月中にがんばろう
出かけていた子供たちが夕食に間に合うように帰って来た
寺田町に出来た新しい居酒屋さんに一度行こうと計画していて
今日もそこに行ったけれど寒空の中行列は続いていた
せっかちな私たちはそこで挫折して
あきらめて別の場所に行った
土・日曜日はたいてい外食してるなぁ・・と主婦放棄を反省する
来週は温かいお鍋でもしようと思う
深まる秋・・・大阪でも紅葉が始まった
                    (11月14日)

朝からテレビは紀宮さまご婚約内定のニュースが流れていた
このところ暗くてやりきれない話題ばかりだったから
紀宮さまの慶びごとのニュースは日本中の人の心を
爽やかに明るくさせてくれた
お相手の黒田慶樹さんも誠実でとても優しそうな方だ
お二人の映像をテレビで観てほのぼのした気持ちになった
今週も子供たちはアフター5の予定がいっぱいで
夕食のいらない日が続く
娘は今週はたった一日だけ家で夕食を食べるという多忙さだ
息子にしても似たり寄ったりの予定で
子供たちのプライベートの充実を親として喜んでいいのか
けれど体の心配は尽きない
ダーリンと二人の夕食はきまって和食中心になる
小さな二人鍋で湯豆腐もいい 
鯵の南蛮漬けに炊き込みご飯に茶碗蒸し
そしてダーリンがこの世で一番好きなカレーライス
今夜はさっそくそのカレーライスを作った
お野菜やリンゴやハチミツはもとより
たくさんのシーフードを入れてたっぷり時間をかけて煮込む
たかがカレーされどカレーの我が家のカレーライスである
二人だけの夕食の日が増える
子供たちに邪魔されない夫婦だけの会話もいい
刺激のない平凡な話題がやけに安心する時がある
                           (11月15日)
肌寒い一日だった すっかり晩秋である
夕方 母のところから帰るとご近所のご夫婦が
クリスマスのイルミネーションの飾り付けをしていた
素敵な洋館建てのこの家は5〜6年前から
キラキラのイルミネーションで飾られるようになった
最近では私の街の冬の風物詩となった
12月になるとこの家の前で記念撮影したり
携帯電話で写メールしたり 毎晩訪問者でいっぱいだ
飾りつけの苦労話を聞きながら
私もやっぱり「楽しみにしています」と言ってしまった
11月も折り返し点 あと半月で師走となる
しなければならないことが全く出来ずに時間だけが過ぎる
一週間だけ1日が48時間あれば
溜まっていることが全部出来そうにも思うけれど
やはりそれは心がけの問題
私は切羽詰まらないと動かないタイプだから同じだろう
夜 いとこと電話で話をしていて
「早くパンジーやチューリップを買わないと売り切れるよ」
そんなこと言われてまた脅かされた
テキパキできないから削るのは睡眠
最近また変なパターンで動いている
頭痛が治らない それに今日はプラス胃痛だった
私も限界か?
         (11月16日)

仲良し4人で梅田の「ハービス エント」に行って来た
彼女たちと行くのは初めてだ
オープン9日目で2回の来店だと言ったら他のみんなも2回目
どうやらマダムは「ハービス エント」がお好きらしい
ブランド品は買わなくても見ているだけで楽しい
けれどこの仲良しの中には気に入ればン十万円の買い物を
「ちょっと待ってて〜」と言ってサッと買う人がいる
もちろんカードだから何の躊躇いもなく買えるわけだ
それはまるで私がスーパーマーケットで大根を買うように(笑)
「ちょっと待ってて〜」と言って決めちゃうのだ
通称「女王さま」と呼ばれている彼女は
お嬢さまがそのまま奥さまになったような可愛い人
年に2回はヨーロッパにお買い物に行く社長婦人だ
最近私たちはハンドルネームで呼び始めた
知り合って25年近くになるからすべてを超越した付き合い
今日は「猫さま」の愚痴話を聞くための集合だった
ダイニングステージではランチの予約もしていた
「猫さま」の現金600万円の愚痴の話は驚きで
深刻だけれど屈託のない彼女が話すと妙に凹まない
「そう!」 「たいへん!」 「ヤダね!」 「怖〜い!」
真剣にあいづちを打ちながら聞く
私たちはたくさんの喜びも哀しみも話すことで分け合ってきた
ダイニングステージを出る頃には
猫さまはすっかり元気になって笑顔が戻っていた
                         (11月17日)

                
夕方母の所からの帰りデパートに立ち寄った
今日は11月第三木曜日
待ちに待ったボージョレ・ヌーボーの解禁日だった
ワイン売り場はボージョレ・ヌーボーを買い求める人で賑わっていた
たくさんの種類の中から試飲しながら決めるのは難しい
私はそれほどワイン通ではないし
色々説明してくれて なんとかお気に入りを見つけた
夕食後家族はそれぞれにボージョレ・ヌーボーを味わった
クラッカーやチーズや生ハムやレーズンバターを盛り合わせて
簡単なおつまみを作った
ワインを楽しむのだから程よいおつまみも必要だ
舌を代わりばんこに刺激してやりたかった
軽やかでフルーティな味わいのボージョレ・ヌーボーは
私の心を満たしてくれた
あの人にもこの人にもグラスを傾けて乾杯したい
そして「今年もやっぱり美味しいね」と言いながら
解禁日の喜びに酔った
今すっかり酔いが回って 最高の気分でこの日記を書いている
ささやかな幸せ
いつもこんなにまろやかな心で生きていたい
                        (11月18日)

インターネットの接続をADSLから「光Bフレッツ」に変更した
約3時間の工事で無事終了した
今夜はあまりにも高速でネットが出来るから気持ちがいい
もっと早くにしたかったとつくづくこの1年を振り返る
以前から「光」にしたくて過去2回業者の人と相談したがダメだった
大阪市内に住んでいながらダメなわけはないが
どうしても美観の問題で私のニーズに合わなかった
配線が部屋の壁を這い 電柱からは斜めに線が家に入る
外観も内装も私の「美」の拘りに反した
私はダイニングのテーブルでネットをすることが多く
リビングもダイニングも見えない収納
シンプルライフをモットーに暮らしている
だからどんなに相談しても私の美観を逆撫でして無理だった
今回の営業の人はかなり考えてくれた
洗濯室の上の換気扇をひとつ潰してそこから配線をいれて
無線で飛ばすように考えてくれた
これでこの換気扇は息絶えた けれど私は了承した
電線からは屋上を伝って下へ線を落とした
そして美観を損なうことなく工事は完了した
変なことに拘る私だが
どうしても私の「美の哲学」は崩せない
念願の「光」が完了して
今夜は夢のような速さでネットサーフィンしている
                          (11月19日)

               
遠方から友人が関西入りした
3泊で京都の紅葉狩りに来られたのだ
その一日のガイド役を買って出た私は
今日は朝から京都に出かけご一緒させて頂いた
南禅寺永観堂をゆっくり見て回り 何枚も写真を撮った
今年の紅葉は去年に比べるととてもきれいだ
緋色のもみじ グラデーションを楽しめるもみじ まだ青いもみじ
本当に色彩の祭典だった 
そして今日の京都はどこも観光客で溢れていた
紅葉に酔い・・ 酒に酔い・・ 人に酔い・・
華やいだ京の街であった
夜は知恩院のライトアップも楽しんだ
ライトに照らされると紅葉は妖艶さを増す
それはゾクッとするほどの美しさだ
夜になっても京の街から人が減らない
今日は土曜日 無礼講だ
お昼は南禅寺の「奥丹」で湯豆腐を食べた
どうしてもここの湯豆腐を食べて頂きたかった
創業360年 日本で一番古い湯豆腐のお店だ
爽やかな秋晴れ 素敵な一日を京都で過ごした
                          (11月20日)

             
夜 久しぶりに猫たちをシャンプーした
リリーの場合はシャンプーするというより
一緒にお風呂に入ると言った方が正しい
先ず最初かけ湯して湯船の中に入り20数えて外でシャンプー
リリーはおとなしい子だから嫌でも鳴かない
私がセカセカ洗うのをじっと我慢してくれる
顔や耳の中はガーゼのハンカチで拭く
昔 子供たちが赤ちゃんの時していたような感じだ
最後にもう一度湯船に入れると信じられないことがおきる
リリーがひとつ・ふたつ・みっつ・・・・と数を数えるのだ
もちろん「ニャー」「ニャー」と鳴くだけだけれど
間の置き方が数を数えるテンポと一致する
今度は一緒に20数えて外に出る
リリーとの楽しいバスタイムだ
次は梅の番
この子は絶対に湯船には入れられない
臆病で怖がりのくせに気が強いから湯船の中で暴れ放題
挙句の果てに私を引っかくから外でシャンプーだけ
そのシャンプーも逃げ回り「ニャーニャー」鳴きどおし
シャンプーも嫌い シャワーも嫌い お顔拭きも嫌い
入浴は大嫌いな梅だ
悪戦苦闘の末やっと2匹を入れ終わると
私は湯船の中でとても手ごたえのある満足感を味わう
猫たちは今夜はラベンダーの香りがする
身づくろいに余念がなく猫たちが風邪を引かぬようにと
部屋の空調はいっきに高温となる
                 (11月21日)

             
11月22日は「いい夫婦の日」である
「パートナー・オブ・ザ・イヤー」 夫婦の絆を深めよう
ボージョレ・ヌーボーを買った日にもう1本ワインを買った
「いい夫婦の日」にダーリンと二人で栓を抜くつもりだった
お休み前の月曜日で今夜も子供たちは夕食はいらないと
私たちは二人だけの夕食を楽しんだ
少しご馳走も作ってワインを開けた
酔いが回ると動けなくなる私だけれど
明日はお休みだから「まあいいかぁ・・」ってことで
気持ちよく飲んで他愛もない話に熱中する
「私たちはいい夫婦かしら?」
酔った勢いで聞いてもシャイなダーリンは答えない
世の中には熟年になっても
「愛している」と言ってくれる旦那さまがいると聞くけれど
ダーリンは酔っても言わない人
両親の許で暮らした歳月よりダーリンといる方が長くなった
穏やかで温厚なダーリンだから
今日まで「いい夫婦」を続けてこれたのだと思う
やはり感謝すべきだと思った
お酒の弱いダーリンはワインをグラス2杯も飲めば夢心地
夕食が終わるとホームコタツで転寝を始めた
ダーリンに毛布をかけながら
やはり私はこの人と結婚してよかったとつくづく思う夜だった
                               (11月22日)

                 
忙しい一日だった
朝からダーリンと地元の喫茶店にモーニングに出かけた
結構お気に入りの喫茶店だけれど
地元では誰かに会ったりするから滅多に行かない
今日も案の定いつも行く歯医者さんの先生ご夫婦にお会いした
週刊誌とスポーツ新聞を読みながら食べるモーニングは美味しい
帰宅して急いでお洗濯を干して母のところに見舞いに行った
高速道路を飛ばして1時間余り
途中でお惣菜を買ってやっとお昼に間に合って
母と食べるお昼は嬉しい
今日は少し早くに切り上げて帰宅してデパートに行った
祝日だからデパートはかなり混み合っていた
必要なものを買っておもちゃ売り場を覗くと
クリスマスのグッズでいっぱいだった
サンタクロース大好き人間の私はやっぱり買ってしまった
けれどこれは全部プレゼント用のラッピングにしてもらった
12月は何となく優しい気持ちになれて
お世話になったお友達にプレゼントを贈りたくなる
デパートで散々ウロウロして帰宅するともう真っ暗
「今から夕食の支度なんて無理だよ〜」と言いながら外食をおねだり
今日は4人で焼肉を食べに行った
ご飯も食べないでビールと焼肉だけをよく食べる家族
食べ過ぎて動けなくなって全員が自爆する
帰宅して体重計に乗って「ガ〜ン!」
私は一週間のダイエットが今夜の焼肉でリバウンドしていた
どうして誘惑に負けたのかと腹立たしい
                    (11月23日)

少し遠方の友人と京都駅で待ち合わせをした
そして紅葉狩りに出かけた
先ず東山でも紅葉で有名な「東福寺」を訪れた
約2000本のもみじは境内を真っ赤に染め上げていて
ウイークデーだというのに
この人たちはどこから来たのかと思うほど観光客で溢れていた
東福寺を訪れるのは初めての私は息を呑んだ
聞いてはいたがこれほどまできれいな紅葉とは思わなかった
それから清水寺に行き二年坂で湯豆腐を食べた
やはりこの季節に京都に行けば湯豆腐が食べたくなる
一年ぶりの「清水寺」はいつ来ても素晴らしい
清水の舞台に立つと私はいつも壮快な気分になる
音羽の滝では願いごとをしながら霊水も飲んだ
たくさんの写真を撮りながら清水寺から「高台寺」へ
ねねの菩提寺として知られるこの寺
臥龍池にある真っ赤なもみじに会いたくて今年もここに来た
水面に艶姿を映し出す1本のもみじに魅せられて
私はここ数年毎年のように秋の高台寺を訪れる
今日は秋晴れの暖かい京都だった
京都駅で夕食を食べながらおしゃべりに花が咲いた
友人との楽しい紅葉狩りに満足して
私たちはまた春の再会を約束して別れた
                     (11月24日)

               
今日も快晴の一日だった
朝から母のところに行き 精いっぱい元気づけたら
自分のパワーの目盛りが半分になったような気がした(笑)
お昼を一緒に食べて今日は少し早目に切り上げて
和歌山市に住む友人宅を訪ねた
自宅ビルの1フロアを画廊としてオープンしたと案内を頂いたからだ
これからこのギャラリーでたくさんの芸術家たちの
素晴らしい作品を拝見することが出来るだろう
今日は素敵な女性5人の作品が並んでいた
きもの・ドローイング・オブジェ・フラワー
個性豊かな作品で自分を表現していた
幸せを絵に描いたような豊かで理想的な暮らしをしていた彼女に
信じられない悲劇が起こった
昨年の秋 突然ご主人を亡くされた
私より1歳年上の彼女の憔悴はひどかった
あれから1年・・・
今日の彼女は画廊のオーナーとしてイキイキしていた
もう大丈夫だろう 新しい人生が始まった
やっと笑顔の戻った彼女に心からエールを送りたい
                           (11月25日)

朝 リーダーさんのところへお花をもらいに行った
大阪市の「花と緑の町づくり推進基金」からお花が届いた
毎年春と秋の2回2種類のお花を配ってくださる
家の玄関口の「ひとり・ふたり・みどり」と描かれたプランターに
一斉に植えて町会を花いっぱいにする運動だ
今年の秋のお花はパンジーとノースボールだった
早速頂いてお揃いのプランターに植えた
お隣りもお向かいも同じ花が玄関口にあるから
これって結構責任が重くて出き不出来に一喜一憂する
枯らしてしまうと怠慢の象徴みたいだし
ひ弱で成長が悪いと少しだけ自分が評価されているようで
胸キュンになったりする
自分が買って来て植えたお花だと枯らそうがひ弱だろうが
また植え替えればいいこと
けれどこのお花は預かりもののような気がして気を遣ってしまう
やっぱり協調性を保つのは難しい
色とりどりのパンジー 真っ白いノースボール
玄関口での越冬は少し過酷だ
寒波襲来で粉雪が舞う夜にはナイロン袋をかぶせて守ってやる
そんな私の心配りを知っている花たちは
春になると一斉に恩返しの花を咲かせてくれる
まもなく冬が来る
私もこの花たちにようにがんばって咲いていよう
                        (11月26日)

夕方娘と「ハウルの動く城」を観た
宮崎アニメは他では味わえない感動を与えてくれる
この作品も文句なしによかった
相当舞い上がっているから
このページを全部使って感想を書きたい衝動に駆られる
けれどあえて感想は書かないでおこう
人はそれぞれに感性が違う
だから自分勝手な思い上がりの感想をここに書いて
読んだ人がそれが最もな感想のように思うのも気の毒な話だ
素晴らしい映画の感想は自分の心で語ればいい
この映画は「無」の気持ちから観てほしいと思う
だから映画を観た後娘と感動で盛り上がったことも
やはり書かないでおこう
必見である 多くの人に観てほしい映画だ
映画を観終わった後
気持ち冷めずにパンフやグッズを買ってしまった
それから外に出て新しく出来たフレンチのお店でディナーをした
いつもなら居酒屋さんで一杯やるところ
映画に酔ってしまっているからフレンチのコース料理を注文した
いい芸術を味わったあとは最高のご馳走で今日を終わりたかった
女同士の土曜日の夜
いつまでもイルミネーションのキラキラする街を
歩いていたいようなそんな気持ちだった
                    (11月27日)

我が家が風邪の巣となって久しい
今日はダーリンが一日風邪で寝込んでいた
最初に息子が引いて 先週は娘が引いて 今日はダーリン
仲良し家族なのか律儀に風邪のリレーをしている
風邪薬を飲んでいるからよく眠る
お昼ご飯を簡単に作って私は母のところに出かけた
息子や娘がお医者さまから処方してもらった薬はよく効いて
十分な睡眠も取って 夜には少し元気になった
お給料日あとの休日は子供たちは家にはいない
ダーリンと二人の夕食はとても簡単で嬉しい
今日は鍋焼きうどんにした
具だくさんに一人鍋に入れて お出汁は少し薄口に
病気をするといつも鍋焼きうどんか雑炊だ
うちの家族は熱が出ると気弱になっておおげさ
そしてあれこれ要求して甘えてくる
それをひとつひとつ「はい!はい!」と言いながら
すべて要求を満たしながら世話をするから仕方ないけれど
まぁ・・・それが私の役目かもと思っている
風邪のリレー戦 今度は私の番かしら?
私は絶対に風邪には負けないぞ!
                (11月28日)


庭のヒイラギの木に花が咲いている
真っ白い小さな花だ
8年前の春 ここに引越して来た
2丁目から1丁目への引越しだったから
結婚以来ずっと阿部野に住んでいることになる
引越して1年目の春 私は病気をして1ヶ月入院した
入院なんてお産以外にしたことがなかったから狼狽した
私を不安にさせたのは
ここは方角が悪かったのではないかということ
今更どうにもならないと思いながら
私はその秋に1本のヒイラギを買って来た
30センチほどの小さなヒイラギだった
そして女鬼門と呼ばれる「裏鬼門」へそのヒイラギを植えた
私の魔除けのつもりだった
あれから7年
私はすこぶる元気だ 更年期も感じなく走り回っている
毎年この季節に花を咲かせて私を喜ばせてくれる
背丈は息子の身長を少し越えたから180センチ以上になった
もう立派なヒイラギの木だ
裏鬼門にすっかり根を下ろして私を見守ってくれている
今日も私はヒイラギに守られて生きている
そう思いながら勢いよくホースで水を掛けた
                       (11月29日)

11月も今日で終わりだ
今年の秋を振り返って・・・
ずいぶん自然が大暴れしていった
何度も上陸した台風 そして私たちを震撼させた地震
自然の前では人は無力だ
けれどこれは素晴らしいはずの自然からの警告かもしれない
私たちの手でもっと地球を守ってあげなければ・・
そんな想いでいっぱいだ
この秋は友人たちと最高の紅葉狩りも出来た
ランチやショッピングも楽しんだ
映画にも何度か行った
母の見舞いもこれが限界だと思いながら通った
休日になると主婦を放棄して家族で外食を楽しんだ
何度か挫折しながらHPの更新も続いている
ネットの友人は本当によくしてくださる
ハッピーな2004年の秋だった
さぁ・・明日から12月
どんな12月だろう
毎日ワクワクしながら生きていこう
ポジティブに空を見上げてがんばって生きていこう
                         (11月30日)