紫陽花・自宅 (3月13日)
薄茶けた枯れ木のような小枝で、冬の寒さに
じっと耐え、目立たず、辛抱強く冬越しした紫陽花。
水を掛けるのも痛々しいほどの姿から、あの6月の
花の美しさを想像することは出来ない。
待っていた春到来。 小さな芽が次々に開く。
まるでマジックのようだ。 命の感動を覚える。
桜草・自宅 (3月10日)
毎年秋に桜草の苗を植える。 桜草は寒さに弱いので、師走には霜が掛からないようにと
ベランダに置く。 寒の頃には水やりも週に1度程度で、温かい日の午前中にやる。
部屋の中に入れると、春を待たずに咲いてしまう。 3ヶ月間ベランダにいて越冬する。
ようやく咲き始めた3月初め、ベランダから移動。 今度は人目につく玄関デビューだ。
この時が我が家の春到来。
満作・妙心寺 退蔵院(京都) (3月8日)
早春に咲く満作は、春一番に咲くということで、「まず咲く」がなまって付けられたという説と、
花がたくさん付く様子から、めでたく「豊年満作」と付けられたという説とがある。
「満」を縁起のいい「万」に置き換えて、「万作」と書くこともある。
鮮やかな黄色で、ひも状の縮れた花は、陽気な踊り子の手足のようで面白い。
風変わりな花が枝いっぱいに咲くと、独特の華やかさがあり、早春の明るさと温かさを
感じさせてくれる。
水仙・阿倍野区 (3月2日)
水仙にはたくさんの種類があり、花によっては咲く時期が微妙に違うので、
随分長い間楽しめる。
ラッパ水仙、大杯水仙、小杯水仙、房咲き水仙、八重咲き水仙などがある。
1月に見た水仙と違って、春の暖かい日差しが花達を より一層イキイキさせる。