メテオラの神聖な修道院を訪問する時は 肌を露出した格好はダメです
女性は肌を露出していなくてもパンツもダメです ロングスカートを必ず着用
着ていない者は入り口で貸してくれる(無料) けれど数に限りがある
ヴァルラーム修道院
壁や天井には16世紀頃のフレスコ画がぎっしりと描かれている
東をエーゲ海 西をイオニア海に挟まれた自然豊かなギリシア中部地方
平原をバックに3〜400mもある「岩の塔」が立ち並ぶ これがメテオラです
そしてこれらの頂上には なんと修道院が建っているのです
修道士たちは 厳しい戒律を守りながら 今もなお共同生活を営んでいます
今世紀初めまで岩山には階段もはしごもなく 下界から人間あるいは
生活物資を運ぶ手段は 滑車に吊るした網袋だけだったと言われています
現在 メテオラは世界遺産に登録されていて
シーズン中には 1日およそ2000人もの観光客が訪れるそうです
しかし修道士たちの生活は昔と変わらず 厳かな空気が漂っています
壁面にはたくさんの模様が描かれていました
ここで下界からの物資を滑車で運んでいました
赤い屋根の小さな家が立ち並ぶ
最初にこの地に人が住み始めたのは9世紀頃
下界との生活を断ち 人里離れた山奥で
神と交信を求める それが目的だったといいます
最盛期の15〜16世紀には 修道院の数が24にも達し
代々国王の保護も受け ギリシア正教の聖地として発展してきた
しかしその後 修道士の数が減少すると 修道院の数も減り
今では5つの修道院にしか 人は住んでいない
最後にメテオラとは ギリシア語で
「浮標している・空中に浮いている」という意味です
BGM そばにいて 写真と言葉=マドンナ
アギオス・ステファノス修道院
2つの教会を持ち 1350年に建てられた教会には
金箔を施した木彫や壁画が飾られ 新しい教会には
殉教者アギオス・ハラランボスの頭部が安置されている
アギア・トリアダ修道院
ここを見学するには1925年に岩を削って造られた
140段の階段を上がっていかなければならない
左=ルサーヌ修道院 右=ヴァルラーム修道院
ここで修行する修道士たちには 煩悩はないのだろうか
アギオス・ニコラオス修道院 16世紀前半に再建された
ここで修道生活を送っていた宗教画家テオファネスは
ここで描いたフレスコ画にだけ署名している
メガロ・メテオロン修道院 標高613m
教会内にはキリストを描いた宗教画も残されていた(撮影禁止)
身も心も魂も神に捧げた修道士たちが静かに眠っています
歴代の修道士たちが眠る部屋(撮影禁止ではない)
お祈りの時間を知らせる合図の棒
ワイン製造所 ぶどうのレプリカなども置いてある
キッチン 今は使われていないけれど当時を再現
上が水筒 下はかめ
水やオリーブオイルを保存
フレスコ画 頭の後ろに丸いのがあるのは亡くなった人
メガロ・メテオロン修道院
メテオラの中で一番古くて(1356年建設)大きな修道院
滑車のロープ
メガロ・メテオロン修道院を訪れました チャペルです
岩山の頂上に修道院が建っています
これがメテオラです